平井一夫さん(SONYのシニアアドバイザー)の経営者向け講演は、就活生が聞いても感動でした。
少し前の話になります(2019年4月)。
当時SONYの会長でいらした「平井一夫さん」の講演会に参加する機会がありました。
私と、仕事関連のもう一人で出席の予定でしたが、急遽その方がこれなくなり、座席を開けるのももったいないので、大学生の娘を誘ってみました。
ビジネス関連の講演なので、大学生が聞いても微妙かな~とも思いましたが、もうすぐ就活も始める時期だったので、内容が難しくても良い経験になるのでは、という期待で連れて行きました。
実は、私も平井一夫さんのことは、容姿もお仕事のことも良く知らずに話を聞く機会でしたが、SONYの業績回復を成された有名な方です。
まず、講演会場に登壇された平井さんの印象は、
「かっこいい~!
ロマンスグレーの素敵な髪形!
よくとおる素敵な声!
えっ、大企業の会長なのに、まだ58歳?!」
ビジネス会場にて、私はかなりミーハーであったことは認めざるを得ません・・
(*´ω`)。
さて、ここからが講演の感想です!!
平井さんの講演の内容自体は、ご自身のこれまでの経緯や実績やビジネスに対する思いが中心でした。
今回の講演の特徴は、聴講者に経営者が多かったため、後半はほとんど質疑応答の時間に当てられていました。
そのため、平井さんのビジネスに対する思いや本音で考えていることがストレートに聞けました。
下記、Hanikoセレクトのメモです。
【若手社員や採用について】
*平井さんは、若手社員と会話する機会では、
「あなたにとって人生で一番大切なものは何ですか?」
と聞くそうです。
問うことで、彼らは自分の「プライオリティー(優先順位)」を考え始めるからだそうです。
*ここで聴講者からの質問:
「入社面接では、どこを見ていますか?」
平井さんの回答:
「彼らの目を見ます。泳いでないか。それから情熱があるか。インテリジェンスな回答は見ていない。」
と、インテリジェンスな平井さんは、きっぱり回答されました!
【ビジネスで心がけている姿勢】
*結果をコントロールできることには、徹底的にこだわる。
が、自分でコントロールできないことは心配しない。
*現場主義にこだわる
現場を見ていない人は現場を語るべからず。
*権威やリスペクトがどこからくるのか?
肩書や役職で仕事をしないこと。
人柄で仕事をすること。
【私の平井さんの印象】
*質問コーナーで、どんな質問でも良いと、さわやかな笑顔でおっしゃったときの私の印象は、
「この方は、等身大の自分を見せることを恐れていない!」
わからないことは、わからないと回答されるのだろうと感じました。
立場が偉くなっても、人として対等に話をされる方なのだろうと。
【大学生の娘の感想】
「偉い人なのに、私でもわかる言葉ばかりで話しているので、聞いていて、まったく飽きなかったよ~。」
そうだったね。
連れてきても、難しい話で退屈してしまうかと心配していたけれど、大きな企業であっても若手社員と交流の多いエグゼクティブのお話だったから、得るところがいっぱいあったんだと思います。
娘を連れてきてよかった(*´ω`)。
この後、彼女の「就活心得帳」には、
「面接時には、目が泳がないこと!」
と書き足されていたと思います(^-^)。