『三千円の使いかた』はお金を通じて家族の絆をほっこり感じる一冊でした
どれどれ、三千円の上手な使いかたを教えてくれるなら読んでみようか!
そんな節約主婦気分で読み始めた本は、原田ひ香さんの『三千円の使い方』です。
一読したあと、本のタイトルから想像する読後感は、あっさりと裏切られました。
「世代を横断してお金のことを考えたり、家族の絆をほっこりと味わえる一冊だったな~」
(*´ω`)
わたしの読書感想をひとことで表すとこんな感じです!
親子3世代の家族には、それぞれの世代特有のお金の不安があります。
例えば年金生活世代の悩みは、今あるお金を守りたいとか、新しく働くことへの戸惑いがあります。
熟年夫婦の世代は、健康とお金が結びついた悩みも出てくるでしょう。
若い世代の子育て夫婦にとっては、節約や貯蓄が目下の課題であったりします。
どこにでもある家族が、真摯にお金のことと家族の関係に向き合っているストーリーがとてもリアルで楽しく読めました。
(*^^*)
全6話から構成されていますが、そのタイトルも興味深い!
家族やこれから家族になる人たちには、「誰にも言えないお金の悩み」があるかもしれません。
でも、
家族だからこそ、
お金を通した不安や不満があるからこそ、
一緒に考えたりやさしくなれたりできるのかな~と思いました。
お金のことや家族のこと、自分以外の家族をのぞき見したい気分のときにはぜひこの本を手に取ってみてください!
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