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鏡のなかの言葉(定期購読)

映画監督松井久子が編集長となり、生き方、暮し、アート、映画、表現等について4人のプロが書くコラムと、映画づくり、ライティング、YOGA等のワークショップ、そして編集長がお勧めする…
1.映画監督松井久子と読者との双方向コミュニティに参加できる。2.ワークショップ(書くこと、映画を…
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#戦争

松井久子のNoteマガジン「鏡のなかの言葉」

ごあいさつ桜が散り、紫陽花が咲くのを待つ間、樹々の葉はウイルスの脅威などなんのその季節のめぐり通りに耀いています。 そんな5月21日。特別な誕生日を迎えました。 あの人と逢いたい、でも逢えない…。 Stay Homeで、そんな淋しさのなかにいたとき、かつて映画をつくるたびに全国の皆さんと繋がっていた、あの懐かしい頃を思い出していました。 『折り梅』のときは約480人、『レオニー』のときは約4700人の人びとが  私の映画に関心を寄せてくださって、寄付を頂いたり前売りチケ

せめて「スタートライン」には立ちたいよね。

明後日10月31日は、大きな意味で日本の未来を決める1日になります。 ハロウィン? いや違います。 そう、明後日31日(日)は第49回衆議院議員総選挙の投票日です。 衆議院では平成29年から数えて4年ぶりの総選挙です。 もちろん知っていた、またはすでに投票も済ませてるという人がnoteユーザーには多いと信じていますが、なかには「え?選挙?よく分からない」「政治は難しい」「どうせ自民党が勝つんだから行っても仕方ないでしょ」という人も相当数いるかと思います。 それを証明する

自分史コラム 「自分史」の巨人逝く

ある歴史家の軌跡 去る9月7日、一人の歴史家がこの世を去りました。 その人の名は「色川大吉」さん。享年96歳の大往生でした。 民衆史研究の先駆者として知られる歴史家で東京経済大名誉教授の色川大吉(いろかわ・だいきち)さんが7日、老衰のため死去した。96歳だった。告別式は故人の遺志で行わない。 (中略) 東京・多摩地域の自由民権運動をテーマに歴史を掘り起こし、『明治精神史』(1964年)にまとめて脚光を浴びた。この研究が、五日市町(現あきる野市)で作られた明治時代の私的な憲

自分史コラム せめて今日くらいは憲法を感じたい

今日5月3日は憲法記念日です。 普段の生活のなかで「憲法」に触れることってほとんどないですよね。 でも現在の日本国憲法は、76年前、実に310万人以上の日本人が犠牲になった第二次世界大戦の反省のもとに生まれた、と思ったら、いてもたってもいられなくなり、せめて今日くらいはこれを読んでくれる人と一緒にその重さを感じたいと、これを書くことにしました。 そもそも憲法ってなに?最も知っておかねばならないことまずはこれがないとはじまらない、と調べていて発見した下記サイト。 憲法とは

自分史コラム 「一枚の自分史」に出演しました。

私はこのプロフィールどおり「自分史活用アドバイザー」という肩書で、自分史の普及をライフワークとしていろいろな活動をしています。 このnoteでも当初「自分史という視点の楽しみ方」というタイトルで、自分史というものの基礎知識や、簡単な書き方をお伝えしてきました。 企業や行政、友人にむけて個人向けの自分史講座をリアルやzoomを使ってオンラインで開催したり、自分史をベースとして自分自身を内省し掘り下げる教育プログラム「マインドフルカフェ」の実施に取り組んでいます。 この「自

「いつかはアメリカを焼き払ってやる」 復讐のために原爆の火を灯し続けた男

本日2021年1月22日、核兵器禁止条約が発効されました。 昨年の7月7日国連総会で採択され、51カ国が批准したこの条約により、人類は「核のない世界」にむけて前進しはじめたのです。 参照:核兵器禁止条約とは?条約の意義、日本の参加は?ノーベル平和賞受賞団体の運営委員に聞いた。HUFFPOST 76年前の1945年8月6日、広島に人類初の原子爆弾が投下。 続く9日には長崎にも投下され、太平洋戦争での日本の敗戦が決定づけられました。 この爆弾による死者は2019年8月時点