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自分史コラム 「一枚の自分史」に出演しました。

私はこのプロフィールどおり「自分史活用アドバイザー」という肩書で、自分史の普及をライフワークとしていろいろな活動をしています。

このnoteでも当初「自分史という視点の楽しみ方」というタイトルで、自分史というものの基礎知識や、簡単な書き方をお伝えしてきました。

企業や行政、友人にむけて個人向けの自分史講座をリアルやzoomを使ってオンラインで開催したり、自分史をベースとして自分自身を内省し掘り下げる教育プログラム「マインドフルカフェ」の実施に取り組んでいます。

この「自分史活用アドバイザー」は、一般社団法人「自分史活用推進協議会」という団体の資格で、いま全国にアドバイザーは約400名。
コロナで認定講座の開催が困難になりながらも、オンラインに移行して活動は続いていますし、全国各地で自分史活用アドバイザーが自分史の出版などに活躍しています。

私は人生の指針を探せず、長らく迷走していたこともあり、何かに打ち込んでいる人が眩しくて仕方がない時期がありました。
そんなとき、そういう人たちにどうやってそこまでいけたのかという自分史は、自分ならどうするか、自分がなにを見つけることができるかというアドバイスとして私のなかに取り込まれていきました。
その経験を通じて、昔の私と同じように「誰かの自分史は迷走している人の助けになる」と思ったのが自分史をはじめるきっかけだったのです。

そんななか、たまたま震災後のあるイベントで知り合った河出書房の河出社長が協議会の理事であることをFacebookで知り、講座を受けたいなと思っていたところ、ばったりと渋谷の雑踏で再会。
「これはまさにお導きだ」と講座を受けて自分史活用アドバイザーとなったのです。

そこから5年。おかげさまでたくさんの方に自分史の価値をお伝えする活動をしてきたわけですが、今回その恩人でもある河出さんが立案した「一枚の自分史」という企画で動画番組を作られ、出演を依頼されました。

「一枚の自分史」は、1枚の写真から自分史に取りくむきっかけとなる大人気講座。河出さんは戦争体験を記した同名の書籍も自社から発刊されています。

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しかし昨今のコロナ禍により講座の開講が難しいため、河出さんがいろいろな方の「一枚の自分史」をインタビューするという形式の番組です。

河出さんはさすが編集者だけあって、インタビューのリズムや声のトーンが絶妙。傾聴力と言われるこうしたスキルは、私も見習いたいところが多々あります。
実際に話した映像を編集してできあがったのが30分のこの動画。
自分が10年前の東日本大震災から、今の生活へと少しずつ、しかし大きく自分史をシフトしてきたことを中心にお話させていただきました。
よかったらご高覧ください。

人はだれでも「ソーシャルアクティビスト」である

ところでこの私の肩書、「え?」と思った方も多いかと思います。
普段は自分史活用アドバイザーのほか、ライターやPRプランナーだったりする私ですが、今回依頼され考えた末に「ソーシャルアクティビストにしてください」とお伝えしたのです。

和訳すると「社会活動家」
「活動家」とか書くと、それこそなにか旗をもってデモしていたり、怒って拳を振り上げている「反対する人」というイメージがありませんか?
それなのになぜ私がこの肩書をつけたのか。

その理由を動画の中でもお話ししていますが、多くの人が、社会のためなんらかの活動をしているのは事実であるし、そのことを、多くの人に「自分もなんらかの活動家なんだ」と自覚してほしいと思ったからです。

例えば今年私が組長になった自治会も「社会活動」。
仕事だって社会のためにやっていることなら「社会活動」。
もちろん安心な生活を脅かされることについて声をあげるのも当然の「社会活動」。

それなのになぜ「活動家=空気を読まず反対する人」のようなネガティブなイメージでとらえる人がいるのか、そこに疑問を呈したい思いであえてこのような肩書で紹介してもらったのです。

ご存知の方もいるとおり、これから世界はさらに激変していきます。
世界などという大きな主語で語っていますが、それはつまり個人の価値観、個人の自分史が激変していくということだと私は認識しているのです。

私自身の意識も自分史も、この10年で大きく変容してきました。
そして今年、それはより一層大きな変容を遂げるという実感があります。
そんなタイミングで河出さんがくれたこのチャンスを、とてもありがたいと思っています。

これから私がどんな社会活動を私がしていくのか、ワクワクしながら臨んでいきたいと思っていますし、そこに並走してくれるお仲間との出会いを楽しみにしています。

みなさんも「自分はこれからどんな社会活動家として活動していくのか」を考えてみてもらえたら嬉しいです。
ちょっとなんか勇気が沸いてくるというか、ドラマチックな未来が想像できませんか?


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