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鏡のなかの言葉(定期購読)

映画監督松井久子が編集長となり、生き方、暮し、アート、映画、表現等について4人のプロが書くコラムと、映画づくり、ライティング、YOGA等のワークショップ、そして編集長がお勧めする…
1.映画監督松井久子と読者との双方向コミュニティに参加できる。2.ワークショップ(書くこと、映画を…
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#発酵

松井久子のNoteマガジン「鏡のなかの言葉」

ごあいさつ桜が散り、紫陽花が咲くのを待つ間、樹々の葉はウイルスの脅威などなんのその季節のめぐり通りに耀いています。 そんな5月21日。特別な誕生日を迎えました。 あの人と逢いたい、でも逢えない…。 Stay Homeで、そんな淋しさのなかにいたとき、かつて映画をつくるたびに全国の皆さんと繋がっていた、あの懐かしい頃を思い出していました。 『折り梅』のときは約480人、『レオニー』のときは約4700人の人びとが  私の映画に関心を寄せてくださって、寄付を頂いたり前売りチケ

ザワークラウトは広義的な意味での社会変革だと教わった 【つくり手であること】

今朝、とあるオンラインサロンにお呼びいただきました。生き方や暮らし方、家計のことなどをテーマに、今まさに生き方を変えようと動き出した方々の質問に答えたり、他のゲストの方の意見に感銘を受けたりしたことで、zoomから退出した後も、自分が生き方をシフトした頃のことを思い返しました。 同時に、フリーランスになりたての頃にお仕事を依頼してくれた方々のお顔を思い出して、当時の未熟さを謝りたい気持ちと、何よりも信頼してくれた感謝で感無量になったりして。 自分も改めて、誰かの再出発や決

自分の「今」から、必要な「度合い」を計る、パワーレシピ 【つくり手であること】

先日、体調を崩してしまった仕事仲間に、れんこん生姜湯を伝えたら、思いのほか喜んでもらえました。 「れんこん生姜湯」とは、すりおろしたれんこんに、生姜汁を加え、お湯で割って1日に数回飲むという自然療法のひとつ。2020年に94歳で他界された東城百合子先生の超ロングセラー『家庭で出来る自然療法』で学んだ、喉の炎症などに効くお手当て方法です。 (40年以上に渡り100万部以上売れてるらしい) 個人的には決して、西洋医学を否定する気持ちはないので、万が一の対処が必要だと思ったら

今シーズンの企画中。手前味噌の循環と広がりを考える【つくり手であること】

お味噌、お好きですか? 昨今「手前味噌」を仕込むという人も非常に増えた気がします。コロナ禍となって迎えたこの冬、いざ初めての味噌仕込み、という方もいるかもしれません。 わたし自身も、自分でつくったり作らなかったりした時期を経て、今では毎年の恒例行事。だいたい1〜4月の仕込みシーズンのうちに数回。いま絶賛、今年の予定を考え中です。 味噌仕込みの基本的なプロセスはいたってシンプルで、 麹、塩、潰した大豆を混ぜて、容器に収めて、1年弱寝かせる これだけではあるのですが、そう

つくり手であること 05*納豆

好ききらいが分かれやすい食材、納豆。 結論からいうと、私は実母にまで「納豆で大きくなった」といわれる納豆人間で、今日は手づくり納豆について書きます。 もしも、目にすることもできないほど納豆が無理!という方は、今回のコラムをスキップしていただく方がいいかもしれません...苦手と感じるものを無理に摂るほど体にわるいことはないと思うのです。 ただもしもあなたが、今は苦手なんだけどでも納豆の魅力は理解したい..!と心の奥底に秘めているようでしたら、ぜひとも今日もお付き合いください。