第3回こうさてん 大盛況でした!
毎回ゲストにお越し頂き、
対談を行なっているひるねの「こうさてん」
第3回目のゲストは画家、イラストレーターのたまねぎ図書さんでした。(以下、たまねぎさん)
(なぜたまねぎという名前なのかは直接本人に聞いてみてください)
今回はたまねぎさんがどうして絵を描くことになったか、これからどんな活動をしていくか、またその中でたまねぎさんが大切に思っていることなどをお伺いしました。描くことに苦手意識が強い自分にとっては、表現の手段としての画はどうしてもいまだに分かりませんが、最終的な目指すところはなんだか似ている部分もある気がして、さらにたまねぎさんが好きになりました(まだたまねぎさんと数回しか会ってないのに昔から知ってるような感覚(近所の面白い兄貴みたいな感じ)があったのはこれだと思いました)
【たまねぎさんってどんな人?】
幼少期からおじいちゃんの影響もあり絵を描いていたそうです。4人兄弟みんなが絵を描いていたそうで、キャラクターを真似ることなら他の兄弟の方の方が上手だったとも話されていました(意外)。高校生の頃に、幼少期に見覚えのある絵本を改めて見返して、「(あれこれだった自分の方がもっと作れる)自分はそれ以上のものを作ろう」と決心し、その後イラストレーターの学校に通われたそうです。結局は専門的な絵本制作の授業は得られなかったそうですが、イラストレーター仲間やバンド活動のサポートなどを通じて刺激を得たり、その中で自らが他者を応援することの重要性を感じたと話されていました。その後、イラストだけでは食っていけないと痛感し一旦制作活動から離れてサラリーマンをして、現在は半分会社員と半分制作活動をやっているとのことでした。その中で近年ひるねの藤田さんと出会ったことが制作活動を再開・継続する大きな出来事だったと振り返っていました。
【たまねぎさんはなぜ画を描くのか?】
幼少期から画自体が好きだったことはもちろんだと思いますが、その後中学校の美術の先生が(勝手に?)作品を個展に出して入賞したり(!)(それも複数回)、先生がたまねぎさんの意欲をエンパワーした(たまねぎさんが言うところの「応援した」)のがその後も活動を続ける上で、非常に大きい影響だったのだろうと感じました。おそらくその後 の人生で出会った人たちもたまねぎさんを多いに応援したのではないかと思います。この辺りは個人的にも大変重要な事柄だと感じます。優劣を比較する目的ではなく、ただ相手の興味があるところを祝福する、それだけ子供たちは(人間は)グイグイ勝手に成長して行くんだと自分も感じています。そして、ここで重要なことは、嘘をつかないことだと子供達と関わっていると日々感じます。画一的に褒めたりするとすぐに子供は嘘を見抜きます。自分の感性でいいと思ったことを率直に伝えることが互いにとって重要なのだろうと痛感します。話が逸れましたが、たまねぎさんにとってイラスト(某有名アーティストのポスターなど)や画・絵本を描くことは、活動する人または読者を応援する行為なんだろうと感じました。つい先日もたまねぎさんが子供達が描いた絵を褒めたり、子供たちにとってインパクトが大きすぎない額で買い取ったりしてる姿を見て、それもたまねぎさん流の応援だったんだと今回の話を聞いて納得しました。
【たまねぎさんがつぶやいた「絵本って本当に作るのが難しいだよね…」その真意とは?】
今回の「こうさてん」の開催日からたまねぎ図書さんの個展が行われています。たまねぎ図書EXHIBITION しん・ら・ばん・しょう transit
2023.12.9(sat)-17(sun) (インスタリンク→https://www.instagram.com/p/Cz57TvcyXsf/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==)
前日に個展の準備を見ていたとき、20歳ぐらいの時にはじめて描いたという絵本を見せて頂きました。自分としては、すでに絵本として完成している!と感じましたが、そこで間髪入れずにたまねぎさんは「絵本って本当に作るのが難しいだよね…」と仰いました。え?本の装丁のこと?などと考えていた自分が浅ましいですが、たまねぎさん曰くその心は、画を通じて何が伝えられるか、相手の心に残るかが肝心ということでした。いい画(絵本)は時代を超えて残る。そういうものを作りたいとたまねぎさんは話されていましたそのために一つの画だけじゃなく絵本を作るんだと。 確かに。そう考えると流行りに流されずにずっと何世代にもわたって読み継がれる絵本ってあるよな、大人が今読んでもいつも発見がある画ってあるなと感じました。
決してこじつけではないですが、一般社団法人ひるねも世代を超えて紡がれる未来づくりの拠点を目指しています。方法は違えど(違うからこそ視点が増えて楽しい)その先にみている方向は一緒なのではないかと勝手ながら嬉しく感じた「こうさてん」でした。
⭐️「こうさてん」を通じて、
明日からの自分の人生に小さな発見・出会いが生まれるように、
これからも一般社団法人ひるねは活動を続けていきます。
⭐️次回は12月22日(金)19:45-
ひとり出版社 那須里山舎 白崎一裕さんです。
(多分本番では)語りきれないくらい多様な経歴を持つ白崎さんだからこそ、また新しい発見が生まれる予感が強くします!!
是非皆様もご参加ください。
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