BeatlesのLPレコード

初めて買ったのは中学3年生の時に買ったBeatlesのLP版だった。

CDとは違って30cmもあるデカイ盤で、当時の一ヶ月の小遣いが2千円だったのに対し、一枚3千円程だったと思う。

どうしても欲しくて、小遣いを３ヶ月貯めて街のレコード店に買いに行った。

それ迄、一度に千円以上の買物なんてした事が無かった自分にとって、三千円のレコードを買うと云うのは一大イベントだった。

自分が住んでいた田舎

“ 青空 ”

ブラウン管の向う側

カッコつけた騎兵隊が

インディアンを撃ち倒した

ピカピカに光った銃で

出来れば 僕の憂うつを

撃ち倒してくれれば よかったのに

神様にワイロを贈り

天国へのパスポートを

ねだるなんて本気なのか？

誠実さのかけらもなく

笑っている奴がいるよ

隠しているその手を見せてみろよ

生まれた所や皮膚や目の色で

いったいこの僕の

何が分かると言うのだろう…

運転

昨夜の中秋の名月。
漆黒の空に輝く一点の満月。
周りが真っ暗でも明るく光る月のお陰で、不思議と何か穏やかな安堵感に包まれた。
『たとえどれほど今が不安でも、一点の明かりがあれば希望は必ずある』
満月がそう語りかけてくれたような気がした。
希望を持って生きて行こう…。
そう想った。