ロジカル・コミュニケーション👣
ロジカル・コミュニケーション 安田 正
という本から論理的コミュニケーションについてシェアいたします。
本書では口下手な人でも、誰でもしっかり情報を明確にわかりやすく、相手に伝えることができるように話し方のトレーニング方法を紹介しています。
●話の設計図を描く
話を設計図を作ることを 情報のアウトライン化と呼んでいます。
何を相手に伝えるか整理していく作業で、3つのステップを踏んで整理しています。
ステップ1:話を大きく分けると何個になるのか考える
ステップ2:それらにラベル(名前)をつける
ステップ3:理解しやすい順番でラベルを使って話の予告をする
この手法は 誰でも使いこなせる簡単なルールになっています。
ただし、先に話の全体を予告することは、話し手にとって決められた中でしか話せなくなります。後から論点や主張を変えられなくなるということです。
ですが、聞き手に伝わらなければ意味がないというところへポイントを置きたいです!
例
ある営業マンのAさんが今回の話し方の研修を受けに来ました。
日本のみならず海外でも仕事をする機会があり、口下手で話がわかりにくいことがネックで改善をしたいと思いこの研修を受けに来ました。
以下例題
◇Aさん:営業という仕事柄、お客様と接する機会がおおいのですが、それが大の苦手なんです。加えてこの頃では、海外のお客様を相手に打ち合わせや商談をすることも増え、大変困っています。英語力には自信がないので、重要な会議では当然通訳は欠かせません。ところが、そこそこの通訳の力を借りても、相手の反応が一向に良くないんです。
本日はせっかく、このような研修の機会を得ることができたのですから、その辺を改善できるのうなものであれば幸いです。
・ステップ1
大きな括りとして どんな研修か望むか という質問から
Aさんは研修で学びたいことと 自分の状況や問題点 を伝えたいのです。改善したいということから 自身の悪いところ と 直したい ところ というものに2つ分けられます。
・ステップ2
ここにラベルをつけます。
情報まだ大きいので、研修の希望内容 と 問題点 と名前をつけます。
この後は ここでつけた名前をベースに話を設計していきます。話の組み立てを明示するものであり、話の展開を横道それたり、曖昧になるのを防ぐことができます。聞き手にとっても予想がしやすく理解の助けになります。
・ステップ3
話の順番を決めます。問題点には 対日本人として口べた と 対外国人客として通訳を介してもコミュニケーションが上手く図れない が付属ています。 研修の希望内容 には 相手にうまく伝える話のまとめ方 と 読み解いていきます。
ここまで来たら 情報の構造的整理 は終わりです。
◇改善後
「研修の希望内容」をお話しする前に、私の「問題点」を説明させてください。2点あるのですが、1点目は日本人のお客様に対して、2点目は外国人のお客様に対してです。
1点目の日本人のお客様に対する問題点は、いわゆる「口下手」です困っていることです。営業の現場で痛感しています。
2点目の外国人のお客様に対する問題点は、上手くコミュニケーションが取れないことです。最近外国人のお客様が増えています。私は英語が不得意ですから、そこそこの通訳を頼むのですが、それでも通じないのです。
そこで、「研修の希望内容」として、「論理的な話のまとめ方」のようなことを学びたいと考えています。
話す前に整理して、道筋を作ることは勉強になりました。自分も口下手なので、このやり方ならできそうだなぁと感じました。