アートブックフェアに参加します

五冊を以下のアートブックフェアに出品します。

⑴『純粋贈与のための身振り』

2021年6月制作のZine。「本を手に取ること」をテーマにして、現代情報化社会、批評とアートのあり方、メディア上での顔の役割、名前などを哲学的に考察した冊子。本を書くこと、本を制作すること、本を手に取ることが、最終的には他者への純粋な贈り物になることを文章とイラストで描いた。

⑵『流れてくる他者の涙(純粋贈与のための身振り2)』

「涙」をテーマにして、現代情報化社会におけるさまざまな問題から、管理社会、現代アートの観賞空間、バイオテクノロジー、新たな身体性、荒川修作、差別意識などを哲学的に考察した冊子。「他者のためだけに流れる涙」を描いた。

⑶『Creative Parallelism(創造的平行論)』

霜山博也と谷澤陽佑による共作。哲学を専門とする霜山、アーティストとデザイナーである谷澤という分野がまったく異なる二人が、お互いに無関係かつ平行関係にあるテクストと写真によって、言葉とイメージ、言語行為と創造行為の関係性を問いなおす。さまざまな平行論を概念によって横断しつつ制作と批評、共働作業の新たなありかたを提示する。

⑷『明日を信じられる』

書くことと生成変化の関係とは何か。書くこととドゥルーズ哲学の関係。タイトルは、完全に無関係な心理学者との生成変化を探求するためにつけた。

⑸『超越論的敬虔論/超越論的経験論』

情報化社会、AI、シンギュラリティ、キャンセルカルチャーなどの現代の問題にあわせて、ドゥルーズ・フーコー・デリダの哲学をアップデートさせた。


港まちアートブックフェア2023

「本」を中心にアーティストやデザイナー、出版者の作品や活動を紹介し、鑑賞者と出会う場を作ることを目的に名古屋の港まちで開催している「港まちアートブックフェア」を今年も開催します。

これまで港まちと関わりのある方々をはじめ、今回は120組以上が参加し、アーティストやデザイナー、出版社、レーベルなどが手がけたアーティストブック、作品集、ヴィジュアルブック、ZINEなどの本が一堂に集まります。

会場ではゆったりと本を楽しむことができる展覧会形式のブックフェアです。

「本」によってたくさんの表現や作品と出会うことのできる機会に、ぜひご来場ください。

2023年7月6日(木)–9月16日(土)
11:00–19:00(入場は閉館30分前まで)
会場|Minatomachi POTLUCK BUILDING 3F:Exhibition Space
休館日|日曜・月曜・祝日
入場|無料
企画|Minatomachi Art Table, Nagoya [MAT, Nagoya]
主催|港まちづくり協議会

お問合せ・アクセス

Minatomachi POTLUCK BUILDING
〒455-0037名古屋市港区名港1-19-23
*名古屋市営地下鉄名港線「築地口駅」2番出口より徒歩1分

TEL|052-654- 8911
FAX|052-654- 8912
E-MAIL|info@mat-nagoya.jp
WEB|www.mat-nagoya.jp

ご来場の際の注意

*持ち帰り袋を用意しておりませんので、ご来場の際はエコバッグ等をご持参ください。
*本を手にとってご覧いただけるよう、お手荷物をお預かりします。
*会場の状況により入場を制限する場合があります。
*最新情報については、MAT, Nagoyaのウェブサイト・SNS等でお知らせします。会期中、同時開催するイベントなどの情報もこちらよりご覧いただけます。



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