世界も認める日本酒〜鍋島〜
こんばんは、もののふです♪
今宵は世界も認める日本酒を紹介します。
その名は、「鍋島」です。
佐賀県にある「富久千代酒造」が酒造しています。
富久千代酒造がこの「鍋島」をブランドとして立ち上げ、たった3年で、国際酒祭りの純米酒部門で見事、日本一に輝きました。これだけでもすごいことですが、その後も全国新酒鑑評会では7年連続の金賞受賞と非常に輝かしい実績を残してきました。
さらに2011年に開催された世界的ワインコンテストであるIWC「SAKE部門」で、「鍋島 大吟醸」が頂点を極め、世界も認める日本酒へ成長しました。
鍋島は、搾りたてならではの発泡感があり、飲み口が軽快、そして米の上品な甘みと旨みがあるバランスのとれたお酒です。
そんな素晴らしい日本酒である鍋島を、今宵は5種類を紹介していきます。
その前に、鍋島の味を少しでもイメージしてもらう為に、日本酒の知識をお伝えしますね♪
精米歩合とは、
日本酒の原料であるお米を削った割合のことです。
例えば精米歩合60%と表記されていた場合、40%を削って、残りの60%を原料として使用しているということです。
精米歩合の数値が低くなるほど、お米の多くの部分が削られているということです。低ければ低いほど、雑味のない香りの強いお酒に仕上ります。
では、なんでお米を削ると美味しくなるの?と聞きたくなる方の為に、
日本酒をつくるために必要なのは、デンプン質です。
デンプン質は、お米の中心部分に集中していて、その周りを囲むお米の表面部分には、タンパク質や脂質など、重要な栄養素がたっぷり詰まっています。
しかしながら、日本酒を造る際、これらの栄養素が多すぎてしまうと雑味が残ってしまい、日本酒の香りが薄くなってしまいます。
つまり、日本酒の雑味の原因になる成分を削ることこそが、お米を削る=精米する理由です。
では、5種類の鍋島を紹介していきます♪
①純米大吟醸クラシック 吉川産山田錦
酒米の王様と称される「山田錦」のなかでも別格といわれる、特A地区吉川産山田錦を使用しています。
心地良い香りに誘われながら、口に含んだ瞬間に広がる甘酸のボリューム感溢れる旨味はミネラル感いっぱいで、後口もクリアです。
②純米大吟醸生 きたしずく
2016年に初リリースした北海道の酒米「きたしずく」を使用した純米大吟醸です。
華やかな香りと、フレッシュ感と透明感を持ち合わせ、お米本来の旨味を感じさせつつ、透き通るようなその味わいはバランスが非常に良いです。
③純米吟醸 五百万石
鍋島のラインナップの中ではスッキリタイプの純米吟醸です。
使用しているお米は、五百万石50%で通称オレンジラベルと言われています。鍋島のラインナップの中では一番のスッキリタイプで、フレッシュ感溢れる華やかな香り、で甘味と酸味が、絶妙なバランスです。
④特別純米 グリーンラベル
このお酒が「鍋島」を全国区の日本酒にしたと言われている日本一に輝いた特別純米酒です。国内外の利き酒のトップが審査を行う2002年国際酒祭りの純米酒部門で見事、日本一に輝きました。上品な香りと透明感を感じさせる切れ味抜群の辛口です。
⑤特別純米クラシック
食中酒向けの純米酒で、冷や、常温はもちろんのこと、燗につけて
も高いポテンシャルを見せてくれます。香りも穏やかで、口の中ではお米の旨みがふわっと広がり、落ち着いた感じのお酒です。食中酒として抜群の魅力を発揮します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コロナ禍でなかなか居酒屋でお酒が飲めないからこそ、お近くの酒屋さんに行き、普段飲めないお酒を自宅で飲んでみるのはいかがでしょうか。