もののふが選ぶにほんもの〜福島県の日本酒〜
こんばんは、もののふです♪
今回は福島県の日本酒を紹介していきます。
福島県は、明治時代から続く全国新酒鑑評会にて、「7年連続・金賞受賞数日本一」という前人未踏の大記録をもつ、言わずと知れた日本酒が有名な県の一つです。
福島県は、日本酒造りに必要不可欠な米が育つ肥沃な土地や気候、そして豊かな水資源に恵まれています。
そんな福島県にある酒蔵の数は多く、その数はなんと63にもなります。これは新潟県、長野県、兵庫県に次いで全国で4番目に多い数です。
今回は、福島県の中でもなかなか手に入りにくい3種類の日本酒を紹介していきます。
その3種類とは、飛露喜、冩楽、楽器正宗です。
①飛露喜
今や飛ぶ鳥を落とす勢いでその人気を伸ばし続けている日本酒です。
飛露喜を造っている廣木酒造は、江戸時代から続く老舗です。一時は廃業を考えるほどの危機に陥ったこともある酒蔵ですが、そんな窮地を救ったのが飛露喜でした。発売から瞬く間に人気が爆発し、全国的な知名度を獲得しました。
飛露喜の中でもスタンダードな一本は「特別純米」です。このお酒は、甘み、旨み、香りが三位一体となり、いつ飲んでも旨いオールマイティなお酒です。香りはフルーティーさを感じ、かつ、しっかりした旨さがあり、口の中には長い間、旨味の余韻が残ります。
まさに飛露喜(ひろき)の名前に込められている「喜びの露が飛び散る」にふさわしいと言える一本です。
②冩楽
こちらも福島県のお酒を代表する銘柄です。冩楽は、フレッシュで鮮度のいいお酒でありながらも、骨格がしっかりとした特徴があります。
料理を選ばない究極の食中酒だと言えるでしょう。
同じ酒蔵で、2つのブランドを展開しています。もう一つのブランド名は宮泉です。宮泉は、「辛口で、旨みを重視したさっぱりとした酒質」なのに対し、写楽は「甘口から中口で、酸味をアクセントとした酒質」です。
純米吟醸
透明感のあるきれいで上品な吟醸の香り、口の中には爽やかな吟醸の味、そしてやわらかな舌さわりと、程よく幅があり喉越しが良く、後味に心地よい旨みが残ります。
純米吟醸(東条山田錦)
全国に名高い兵庫県特A地区である東条山田錦を贅沢に使用した季節限定の純米吟醸です。繊細かつ上品すぎる味わいに仕上がっています。角がとれた円い酸と後味のキレは、これぞ冩楽と思わされる象徴的な一本です。
純米酒(宮泉)
穏やかな香りがたち、フルーティーな飲み口と、しっかりとした甘さとこくが特徴です。フレッシュさとなめらかな舌さわりで、後味もスッキリしています。
「2020年インターナショナル・サケ・チャレンジ」でNO1(金賞受賞・市販酒純米部門)になりました。
③楽器正宗 本醸造 中取り
華やかであり、香味に優れた淡麗さを感じるお酒です。ジューシーで甘さと酸味のバランスが絶妙で、芳醇な純米酒に仕上がっています。魚にも肉にもよく合い毎日飲んでも飲み飽きない一本です。さらにコスパもかなり良く、四合瓶であれば1,100円代で買えます。
今日紹介した日本酒は、どれも入手するには苦労するものばかりです。なぜならば、スーパーやデパートでは取り扱っておらず、酒屋の中でも特約店のみとなっているからです。
だからこそ誰かにプレゼントするのにも良し、自分へのご褒美で買うのも良しですので、是非一度世界に誇れる福島県の日本酒を買ってみてください。もちろん今日紹介していない福島県の日本酒もたくさんあるので、飲んでみてくださいね。