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周りとの違いをシンプルに認めることもあり


周りと比べるのは、自分のことを知る指標として大切な部分ではあります。
ただ、比べすぎて、自分が苦しくなりすぎてはいけない。

時には、諦め、周りとの線引きをする必要がある。それによって、楽になることもあると思います。

健康ではない自分

周りとの違いを認めたものの中で、特に大きなことは、
自分の病気のこと、それにより、育ち方成長の仕方が違うことです。

先天性の疾患を持っていたので、周囲とは違う生活を強いられました。
学校も遅れて行ったり、早退して、通院したり。
意外と先に学校を出る時の後ろめたさってあるんですよね。
あとは、教室出る時に、ランドセル背負って、申し訳なさそうに出る自分。
そんな自分を見て、冷たい目線を送ってくる周囲の同級生。

取り返せない時間

手術と重なって、行事に出られなかったことや、授業を受けることができなかったものもあります。

学校という場所で本来、何かを得ることができる機会が目の前にあるのに、
自分は参加できない。

せめて、公にできれば良いものの、同級生からの「なぜ?」に、上手く返せない自分。
そんな自分にも腹が立ちながら、目の前で行われているものをただ見ていることしかできない。見ることすらできない。

意外と勉強も含めて、その時にできなかったことって、
取り返すのに苦労するんだな と成長してから実感するようになりました。

今でも、記事を書きながら、思い返すと、悔しい気持ちが蘇ります…笑

大学生でできた周囲との線引き

正直、高校生までは、自分の現状を受け入れられず、どこかで逃げる理由を作って、
自分自身を守っていました。

こうだからできない、偶然…、今度やればできる…、

そうやって自分の現状、変えることのできない過去にうじうじしていました。
そんな自分が原因で、上手く人間関係を築けなかったり、変な言い訳をして、空気感を悪くしてしまったり。

あいつは良いよな…、羨ましいな、自分がこんな体じゃなかったら…。
たくさんのことを悲観的に考えてきました。

そんな自分でも気づくことができました。
もう無理なんだって。
どう足掻いても、過去は取り返せないし、手に入れることも、味わうこともできない。

今までの自分を受け入れて、この先をどうにかするしかないんだって。

そこからは、徐々に考えが変わり、今では自分にしかできないこと、自分だからこそできると無理矢理にでも言えるものを探しながら、活かしながら、生活しています。

最後に

自分だからこそ、できるもの。
自分だからこそ、持っているもの。
自分だからこそ、役に立つもの。
自分だからこそ、助けられる人。

ここにすがりながら、どうにか活かす、自分の納得できる形に人生として落とし込むことが、自分にできるプレゼントなのかもしれない。

今、自分のことが嫌な人。
他者と比べて、自分がダメだと思う人。
他にも、多くの悩みを抱えながら、日々向き合っている人。

変えようとして、変わりたくて、もがいている。
だからと言って、過去にすがらず、未来を…なんて言いません。

何かを変えたいとか、嫌なものがあるなら、
あなた自身がやれるところまで、足掻いてみてください。

足掻ききったからこそ、わかること・理解できるものがあると思います。

私は足掻ききった先に「自分だからこそ…」という考えを見つけ、
自分に落とし込むことができました。

ただ、これは私の考えであり、それぞれの境遇・考え方により異なるものです。

だからこそ、誰かの指標ではなく、あなた自身の指標で、思いで、考えで、
先の道を歩けることを願っています。

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