糖質制限&ローファットを考える
皆さん、こんにちは!!
Hiroshi_Trainingです!
今回の記事は、
糖質制限VSローファット
ダイエットをする際に必ず話題に上がると思います。
「糖質を制限したら絶対痩せるよ!!」
「いやいや、やっぱり脂質でしょ!!」
最初に結論から言っておくと、
「ご本人の体質に依るのでどちらが良い!とは一概に言えない。」
が結論です。
歯切れの悪い結論ですが、見ていくとその理由が分かると思います。
今回の記事を最後まで読んで頂くと、
そもそも糖質制限ダイエット間違ってたわ。。。
どちらも長所、短所があるんだな
短期でなく、長期的な考え方をしていこう
事が分かります。
それでは行ってみましょう!
1.糖質制限とは
そもそも糖質制限とは何でしょうか。
糖質制限の起源は思ったより古く、約100年前の大正時代に、糖尿病罹患患者に対して、尿内に含まれる糖尿値を下げる為考案された食事方法が起源となっています。
そもそも日本での栄養学の起源が1900年代であり、100年位しか経ってない事を考えるとこの領域もまだまだ変わっていく可能性がありますね。
話が逸れました、病気に対する対処療法だった訳です。
従い、一般の人が常時やり続ける事で無い事はまず押さえておきましょう。
且つ、youtubeやSNSでの様々なコンテンツを見ていると、
「糖質制限=糖質0!!」
を謳っていものがとても多いです。。。
実際は、全く持ってそうでは御座いません。
後にも述べますが、糖質
・人間が手っ取り早くエネルギー生成する事が出来る栄養素
・糖質摂取が無いと、筋肉の源である筋グリコーゲンも生成されない
・摂らないと寧ろ糖尿病のリスク。。。
あるので、くれぐれも全く摂らない事=糖質制限と思わないようにお願いしますね。。。
2.ローファットとは
ローファットとは名前の通り
低脂質
な食事を心掛ける事を指します。
こちらもまた、
「脂質は絶対ダメ!!」
という論調がたまにありますが、そんなことは御座いません。。。
以前脂質、特にコレステロールについて述べた通りですが、脂質も勿論必要だよ!という事は是非覚えておきましょう。
必要な事を前提とした上で、この脂質を多少制限しながらダイエットしていこう、と考えるのがローファットダイエットです。
こちらのメリットは、
カラダに無理なく、確実な体型変化を感じる事が可能
だと思います。逆にデメリットは、
食材のチョイスが真面目に考え始めるととても難しい。。。
事です。
脂質は様々な食事に多少なりとも含まれています。
従い、厳密に脂質を測り、食事を制限しようとすると、とても難しい。。。
ので、その当たりの割り切りは多少必要かなと個人的に思います。
3.糖質制限 VS ローファット
以下の通り〇点から糖質制限とローファットについて見ていきましょう。
① 体重の減少度合
糖質は体内にグリコーゲンとして貯蔵される際、水分と結び付きます。
糖質制限によって、体内に取り込まれる糖質が減少すると、同時に体内で貯蔵される水分量も減ります。
従い、一時的に急激な体重減少を行いたい場合には、糖質制限が効果的です。
ただ、上記のように糖質を極度に減少させる対象となる人は
・大会1週間前頃のボディビルダー選手
ぐらいです。彼らは一時的に極端に糖質を体内から抜き、階級に必要となる体重基準を満たす、または直前に糖質摂って筋グリコーゲンの貯蔵量を増加させ、筋肉にハリを出すためにやっています。
一般人の方、アスリートでやる事はまずありません。
一方のローファットダイエット、短期間(1カ月以内)での体重減少は出来ません。体内の構成要素がおおよそ変化し始める2~3か月程度で徐々にカラダが変化してきます。ローファットの場合は3か月~6カ月を目途に行う為、長期的な視点で経過観察していく必要があります。
纏めると、
体重の減少スピードで言えば糖質制限
長期的な目線で見る必要があるのはローファット
でした!
② 食事管理
こちらは先程簡単に触れましたが、
糖質制限の方が簡単です。
糖質は制限するものが考えやすく(お米、パン、パスタなどの主食)、皆さんが取り組みやすいです。
従い、世の中のトレーナーも糖質制限を推すトレーナーが多いと思います。
RIZAPさんも徹底した糖質制限ダイエット食で有名ですよね。
一方、ローファットの食事の場合、何を何処まで厳密に行うか、これが大変難しいです。
皆さん大好き(と信じてます)赤身肉、こちらにも確り脂質が含まれています。
ローファットにするには、あらゆる脂質を抑えなきゃダメだ、、、
で実施しようとすると、ちょっと厳しそうですよね。。。。
従い、何を制限すれば良いか、という食材が簡単に考えられる点で、糖質制限の方がやりやすさはあるのかなと思います。
③ 継続性
どちらが継続しやすいか、という点ではどうでしょうか。
個人的には、圧倒的にローファットな食事だと思います。
糖質制限職は確かに短期的な効果(特に減量という観点に於いて)を生むことが出来ます。
一方、継続性の観点では様々なリスクが挙げられます、以下一例です。
⑴ 無気力症候群、LDLの増加、脱水症状、イライラ、むかつき
⑵ インスリン反応が鈍くなり、筋グリコーゲンの生成が遅くなる。
⑶ 糖質の代わりに生成されるケトン体による体臭の悪化
etc
んー。という感じですね。(笑)
RIZAPが打ち出している「3カ月」という期間も、ここに起因します。3カ月以上かなり厳しい糖質制限ダイエットを継続すると、上記のリスクがある事を認識しているのです。
ローファットダイエットについても勿論デメリットはあります。
・過剰な脂質制限の場合の肌荒れ、便秘等
どちらを選択するかは皆さんにお任せしますが、長く着実な変化を感じようとする点では、ローファットな食事をおススメしたいと思います。
4.最後に
ここまで書いてきましたが、どちらが一概に
最高!!
と言い切る事は出来ません。
メリットデメリットも述べてきましたが、各個人によって合う、合わないもあります。
ご自身の体調にあわせて、どちらの方がカラダに合っているか、体調を崩すことなく無理なく続けることが出来そうか、お試しの上、食事を見直して頂ければ幸いです。
最後まで読んで頂き有り難う御座いました!
P.S.
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