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欧米でも使われる「名前の読み仮名 - Yomi Name」
先日、携わっているプロジェクトのクライアントさんが使用している顧客管理データベースを見せてもらう機会がありました。
このクライアントさんは、コペンハーゲンに本拠を構えるデンマークの新進気鋭な成長企業。社内システムを刷新するということで、どのような顧客管理をしているのか確認させてもらったのです。
顧客管理システムということだけあって、First Name・Middle Name・Last Name と、お客さんの名前を保存するための情報が並んでいたのですが、不思議なものを発見。
それは Yomi Name というデータ。
正確には yominame と書いてあったので、一瞬何かわかりませんでした。
うーん・・・。としばらく悩んでいたら、ふっと気がつきました💡
あっ、これは「読み仮名」だ!!
読み仮名の 読み だけがローマ字になって Yomi Name になってるんだ〜。
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あれ? でも漢字を使わない欧米に読み仮名っていらなくない?
なんでデンマークの会社の顧客システムに読み仮名があるんだろう・・・🤔
そう思うかもしれません。
でも、実は欧米でも読み仮名というものが必要だったりします。
正確に言うとPhonetic Name (発音上の名前)というもの 。
例えばですが・・・
お客さんの名前の綴りが Stephan の場合、実際の呼び方はステファンだったり、スティーブンだったり、お客さんによって違うことがあります。
そこで、名前の綴りはStephanだけど、発音上の名前は Steven と顧客管理システムにメモしておきます。これが Yomi Name。
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ちなみに、 Yomi Name という名称を使っているのは、天下のマイクロソフト社が提供している Dynamics 365 という顧客管理システム。もちろん Yomi は、日本語の読み仮名に由来しているそう。
面白いことに、Googleで "yomi name" と検索すると、"What is Yomi Name (Yomi name って何?)" と説明するウェブサイトがたくさん出てきました。
日本語を知らなかったら、"Yomi" って何かわからないですよね😅
でも、世界で使われている顧客管理システムに「日本語」が使われているのってちょっと凄いかもっ!
デンマークの会社で見つけた読み仮名でちょっと嬉しくなった瞬間でした。
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