「そもそも」を考える
仕事の中で、僕が意識してよく使うようにしているワードが「そもそも」です。実際に会議でも、1日に何度も言っていると思います。
なぜ、「そもそも」を大事にしているかというと、より本質的に考えることができるから。物事の本質を考え、外さない。本質に対して忠実に、仕事をすることが大事だと思っているからです。
また、僕はファーストリテイリングの柳井社長を尊敬していますが、柳井社長がインタビューで、「服の本質を考え続けた」ことが成功の理由、と仰っており、このことに影響を受けているのもあります。柳井社長が服の本質を考え続けて成功したなら、廣瀬も教育の本質を考え続けなければ、という話です。
「①そもそも、教育は誰のためにある?」
⇒「学習者のため(教育者のためではない)」
「②そもそも、教育の目的って何?」
⇒「一人ひとりの学習者の学習が達成されること」
(教育は手段、学習が目的)
「③そもそも、教育って何?」
⇒「学習の支援」
「④そもそも、学習する人の一番の課題は?」
⇒「学習の継続が難しい」
⇒「だから、学習の継続という課題を解決する、Studyplusというアプリをつくろうと思った」
という話は、社内外に対してよくしているのですが、これも一つの「そもそも」の例です。
Studyplusは現在、日本の大学受験生の2人に1人に使っていただいていますが、支持されている根本の理由は、①〜④の本質的な問いに根ざしているからだと僕は思っています。
日々の忙しい仕事に追われていると、物事の本質を忘れがちです。
でも、そんなときこそ、ふと立ち止まって考えたい。
「そもそも、この仕事って何のためにやってるんだっけ?」
「そもそも、これはクライアント/カスタマーのためになっているか?」
「そもそも、何が一番大事なの?」
「そもそも、どうやったら伸びるの?」
常に、「そもそも」を考える。会社のメンバーひとりひとりが「そもそも」を考え続けることが大事なので、こういう問いを投げかけることもすごく重要な自分の役割だな、と思っています。
言い換えると、生産性が低い状態というのは、本質を外している状態、と言えるのではないかと。「そもそも」を考えれば、クライアントやカスタマーにとっての価値を正しく生み出すこと、正しく伝えること、など本質的に重要な部分に戻ってこれるし、課題の真因にたどり着くことができる。
そうすれば、迷わないし、間違わないし、無駄なくスピーディーに進んでいくことができる、と思っています。
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