見出し画像

通常級でもできる!心配な子の個別最適化

現役教師のあひるです。

記事を見ていただいてありがとうございます。

小中合わせて通常級12年
特別支援学級5年の経歴から、通常学級でもできる個別最適化の方法を、私なりに実践してきたことを記事にしたいと思います。

どうぞ最後までご覧ください。

そもそも、

個別最適化とは何ですか?

授業の個別最適化とは、各生徒一人ひとりの学び方や進度に合わせて授業をカスタマイズすることを指します。

たとえば、ある生徒が数学で難しい問題を理解するのに時間がかかる一方で、別の生徒がその問題をすぐに理解できるとします。個別最適化された授業では、理解に時間がかかる生徒には補助的な教材や追加のサポートが提供され、一方で早く理解できた生徒にはさらに難しい問題に挑戦させるといったアプローチが取られます。

このように、全ての生徒が自分のペースで学び、自分に合った方法で理解を深められるよう、授業の内容や方法を調整することが授業の個別最適化です。

算数が一番分かりやすいと思います。
でも、授業1時間に、発展問題のプリントを用意したり、分からない子に一人一人解説をするような時間はありません。

では、実際にどんな方法で個別最適化を行なっていくのか。

簡単なのは、

問題数を限定すること

です。

授業開始15分。みんなで同じ問題にチャレンジします。解き方、考え方の確認ができたら

教科書○ページの大問1の①だけ解きなさい。答えはタブレットで配布してあります。

とするのです。

出来る子はすぐできる!

できた印にネームマグネットを黒板に貼らせます。

では、②から⑥まで、さらに次のページの問題、問題集のページも進めていっていいですよ。

ネームマグネットを確認し、困っている子へのアプローチ開始です。

そして、

全員が、同じ問題数だけやり切れる

ことは、考えなくていいです。

苦戦してる子も、②まで頑張って理解できれば、その時間に意味はあるのです。

逆にスイスイ進んでいく子も、やることはたくさんあるから、退屈しないわけです。


このようなやり方は、以前までの

全員挙手発言。
みんなで1問ずつ解いていく。
10のことを10理解させて1時間を終える。

というやり方とは全く違います。

しかし、30人から40人いる学級において、一人一人を見る事は不可能ですので、

やれるだけ、頑張ってみる(byセロリ)

しかないかと思います。

ちなにま、できた子はできない子に教えてあげる、いわゆるミニ先生。

これはやってる先生多いかもしれませんが、自分の学習をどんどん進めたい子に無理矢理教えさせるのは嫌いだし、「教え合い」とか言いながら、毎日教える方、教えられる方は決まってて、一方通行なので、その役割は大人がやればよくない?という理由でやらせていません。どうしてもやりたい子は別ですが


少しでも参考になりましたでしょうか。

最後まで読んでくださり、ありがとございました。


いいなと思ったら応援しよう!