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そして、朝が来る
ちょこザップに2日つづけて行った。
暖かいせいもあるが、冬場こんなに動けるのは珍しいことだ。「冬は冬眠」というのが毎年の習いだったのに気候が変わったせいもあって夏の方が動き辛くなりつつある。助かっているのは鬱の時でも自暴自棄になりにくくなったことだ。体は動かないが心はさほど暗くない。家族や友人の理解にだいぶ救われている。noteを始めて同病さんがこんなにいること、皆さんそれぞれの方法で躁うつとつきあっていることを知れたのもありがたい。
鬱でなんにもできないからつまんない…という理由で「つまんない食べ」をするのが私の悪癖だ。せめて夜中にやらかすのはやめたいと思う。これも自傷のひとつだ。酒が弱くなったのは救いである。
といっても意欲は出にくいのでザリガニがいる時は「ちょこザップ行け!って言って」とお願いする。するとザリガニが「行け行け!」と励ましてくれるので素直に行く。鬱の方ならおわかりと思うが入浴や歯磨きもハードルが高いのでJっ子やザリガニにコールを頼む日がある。昔、ひとり親で疲れ果てながらも私が掃除などしていると、小さい2人が「おかあさんがんばれ!おかあさんがんばれ!」とはげましてくれた。助かったなぁ。
今「私の躁うつ日記」を書いていて色んなことを思い出す。我ながらよく生きてたなぁ、と感心するほどつらい時期もあった。子供が小さいうちのワンオペは本当に大変だ。私は色々なことが重なってキャリアを失い、病を授かった。ただ2人の可愛らしさだけが救いだった。もうダメだ…という時も何回もあったが、乗り越えて、乗り越えて…気づいたら子供たちは大人になっていた。優しくて面白い、意外と頼れる人間になった。
「明けない夜はないから…」などとありきたりな慰めを言われても、苦しみの中にいる時には「ウルセー」と思っていた。そんなひねくれていた私にも、頑張っていた私にも、やっぱり朝は来た。等しく朝は来て、等しく夜は来る。地球の上にいる限り時は流れ、いい時も悪い時も、どっちでもない時も
巡り続ける。ただ素直に図々しく生きていようと思う。ほっといたっていずれは死ぬし、それまではジタバタするまい。寿命を決めていいのは神様だけだ。