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受験国語 詩2 若人(わこうど)

詩1に続いて、詩の技法・詩の種類を学び、読み解こう。

🧡題 若人

作者が、若者に対する「愛」と「あこがれ」と「期待」をこめて若人と呼んでいる。

私ハ愛ス 君達ノ
清(キヨ)ク真(マ)スグナ 眼差(マナザ)シヲ(を)

好奇心満(ミ)ツ 君達ノ
待ッテコガルル 未来ヲ(を)バ

私ハ 愛ス 君達ノ
怖れタメラフ(ウ) ヤハ(ワ)ラカサ

怖ルベカラズ 君達ノ
進ンダアトガ 道トナル

私ハ信ズ 君達ノ
ヒ(イ)タ夢ガ 道シルベ

🧡詩の種類

文語詩 昔の言葉・かなづかいで書いている
ヲ(を)/タメラフ(ためらう)/ヤハラカサ(やわらかさ)/エガヒタ(えがいた)/怖ルべカラズ(怖れてはいけない)

定型詩
 それぞれの行の文字数が、七・五のくりかえし
叙情詩 作者の若者に対する気持ちを書いている

🧡技法

😀体言(名詞)止め

ヤハ(ワ)ラカサ→作者が愛し見守るのは、怖れためらう、やわらかな若者の心だという事を強調。
道シルベ
作者が信じるのは、若者の描いた夢が、これから後に続く者たちの道しるべになることだと強調。

😀倒置法
ここでは分かりやすく、現代のかなづかいで書き直します

一連目書き直すと→私は君達の清く真すぐな眼差しを愛する
三連目書き直すと→私は君たちの怖れためらうやわらかさを愛する
五連目書き直すと→私は君達の描いた夢が道しるべ(と)信ずる

「向こう見ず」と呼ばれようが「絶対無理だからやめろ」と言われようが、
くじけないパワー!失敗してもまた立ち上がる。今までの時代の人が考えもしなかったようなことを始める。若さってすごいと思います。


 

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