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わたしは外食がほとんどできない

2021年秋より、突然不眠症になって一睡もできない日々が続いてから、わたしは生活の全体を変えようとしてきた。とくに気をつけるようになったのが、食事と食生活である。

わたしはこの一年以上にわたり、食生活を継続的に変えようとしてきた結果、外食はほとんどできなくなった。
 自分のなかで禁止してる食物というものがあって、たとえば、ハンバーガー、ステーキや焼肉、揚げ物はダメ。以前ならよく利用していた松屋や吉野家といった牛丼もダメ。ラーメンは微妙。
 許容して食べられるのは、一部の中華と、そば屋さんくらいかな。

ふだんは外食もコンビニも極力控えて、スーパーやファーマーズマーケットで食材を調達している。とくに重視するのは、色々な種類の野菜と果物類である。
 医学博士のマイケル・グレガーによれば、「動物性食品や加工食品をできるだけ避けて、未加工の植物性食品を摂ることが、病気の予防と健康の維持にもっとも有効である」と、詳細な科学的根拠とともに著書のなかで述べていた。(『食事のせいで、死なないために 食材別編』NHK出版)

しかし、野菜や果物を中心に摂ろうとしても、野菜なんて毎食調理してる手間も暇もないし、カロリーが不足してお腹がすいてしまう。だから、それを補うために米、オートミール、クラッカーなどのビスケット、パンなどを食べている。
 それも、スーパーやコンビニでおにぎりや弁当などを買うと、さまざまな人工添加物が入っていたりして健康にも悪い。だから、米は玄米か有機米をえらんで自分で炊くようにしている。
 たとえば、仕事がある日に昼食として持っていくものとして、玄米ご飯、煮干し、みかん、クッキーなどがある。そして、朝と夕に家でほかの野菜や果物をできるだけ摂るように心がけている。

それでも、仕事が終わったと後には、ストレスからなにか甘いものや刺激の強いものを飲んだり食べたりしたい欲求にかられることは当然ある。そういうときにも、できるだけ原材料名に目を通して健康によさそうなものを選ぶようにしている。
 たとえば、炭酸飲料であれば、精製された糖分や添加物が盛りだくさんのものではなく、ウィルキンソンの炭酸水を選ぶか、そういったことだ。
 とくにコンビニは、値段が高くてコスパが悪いだけでなく、身体に悪い食品が大半なので、できるだけ利用しないことに決めている。

上記にくわえて、月に2回ていどは断食を行っている。その日には、朝ごはんを食べたら、残り一日はなにも口にせず、水分だけをとる。そうやって、翌朝まで20時間以上にわたり空腹ですごす。
 その目的は、からだの毒出し・デトックスに有効らしいからであるが、実際に断食をやってみると、はじめの方こそつらいものの、しだいに頭が冴えわたって気分もよくなるのを感じる。
 たしかヴァルター・ロンゴだったか、ナチの強制収容所の囚人を例にとり、断食の初期の段階では健康状態が回復していった、と述べている学者もいた。当たり前の話だが、断食が長期にわたると徐々に衰弱していくわけだが。
 人類の歴史をとおして、飢餓や空腹は当たり前のことだった。そうした歴史的な経緯もあるし、飽食の時代にあえて空腹にしてみることは、身体の潜在力や免疫力を活性化させるには有効なんじゃないかと思っている。

このような食生活の改善に取り組んでからというもの、お腹の調子がよくなったのを実感しているし、快便も出るようにもなった。睡眠も徐々に回復してきて、薬(睡眠薬等)からもとっくに離脱することができた。
 現代の時代では、手軽に食べもものが手に入るようになった反面、わたしたちの健康はなぜか悪くなる一方で、生活習慣病などの慢性疾患はどんどん増えている。そうして医者に行けばすぐに薬を出されてしまう上に、その薬は病気そのものを根本的に治すわけではない。そして、一生薬漬けの生活が待っている…。
 だからこそ、わたしたちは日頃の食事と食生活にもていねいに目を向けて、改善していく必要があると思っている。