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手前勝手な話

今日のおすすめの一冊は、アレクサンダー・ロックハート氏の『自分を磨く方法』(ディスカヴァー)です。その中から「自尊心を高めるための9つの方法」という題で書きました。

自尊心を傷つけられれば、誰でも怒ります。で、怒っちゃダメだ、どんなに言われてもさらっと受け流せ。人物が出来ている人はみんなそうだよ、というご意見もごもっともでございます。そんな徳の高い人を目指すことも大事かと思います。

それで、ちょっと思い出した文章があります。それはこんな話です。(感奮語録)より
蘇東坡(そとうば)が師匠の仏印禅師に「仏とはいかなるものか」と問うた。すると仏印禅師は「仏もまた一個有血的男児」と応えた。つまり、血の気が多くなったときに仏性が出るというのである。燃えているときには仏になる。冷めていると人間はサタンである。燃えることが生きることなのである。

喜怒哀楽の落差の激しい人ほど魅力的だと言われます。その逆を考えてみれば、わかりますが、どんなことがあっても、喜怒哀楽の落差が全くなく、何の感情も表さないとしたら、それは人間ではなくロボットです。そんな人が魅力があるわけがありません。

だから本当は、大喜びしたり、怒ったり、泣いたり、うれしくなってウキウキしたり、というまるで子どものような感性を持った人が魅力的だということなんですよね。だから、子ども心って大事です。そう、こんな文章もありました。


四国・宇和島に蓮華寺という寺がある。その山門には「人間にとって最も大切なもの、それは童心を忘れないこと、童心とは神に最も近く接する姿である」と書いてあった。子ども心に近づけば近づくほど神様と一緒になれるというのである。なんと素敵なことだろうか。

冷たい人はサタン。これはほんとそうだと思います。確かに怒りっぽかったり、怒鳴ったりするのはあんまりよろしくはないですが、時には(ホントに時にはですよ)そんなこともあるのが人間だと思います。そして、怒ったあとすごく自己嫌悪に陥って落ち込む。これがまた人間臭くていいですよね。怒られた方はたまったもんじゃない、という話もありますけど(汗)。

ということで、今日は喜怒哀楽、そしてサタンじゃない方がいいよね、ってことを書いてみました。手前勝手な話で失礼しました。

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https://ameblo.jp/hiroo117/entry-12612260963.html


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