今日のおすすめの一冊は、櫻井秀勲(ひでのり)氏の『日本で一番わかりやすい運命の本』(PHP)です。その中から「次の時代に表にでるもの」という題でブログを書きました。
本書の中に「喜びは内輪に留めておくこと」という心に響く文章がありました。
◆幸田露伴は、「幸福三説(こうふくさんせつ)」ということを言っている。三説とは、「惜福(せきふく)」「分福(ぶんぷく)」「植福(しょくふく)」の三つの福のこと。
惜福とは、福を全部使ってしまわずに惜しむこと。人気絶頂の俳優が、まだあと何十年と活躍できるにもかかわらず、惜しまれながら引退する、というようなこと。
分福とは、人に福を分けること。植福とは、子孫や未来の子供たちのために、福を植えておくこと。
福が連続して続くことはない。だからこそ、この「幸福三説」が必要となる。表があれば裏があるように、正があれば必ず負もある。したがって、どんな結果にも、その原因がある。だから、もし努力を伴わない成功というものがあるのなら、その代償はいつかどこかで払うことになるからだ。
「喜びは内輪に留めておくこと」という言葉を胸に刻みたい。
今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす