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「でも」「だって」という言葉

今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『心を軽くする言葉』(文庫ぎんが堂)です。その中から「かがみの法則とは」という題でブログを書きました。

本書の中に『「でも」「だって」という言葉』という心に響く文章がありました。

「なるほど」「そうね」で始まる会話、「でも」や「だって」でとぎれる言葉。

自分の発言から「でも」や「だって」を取り去る。揶揄(やゆ)や嫌みや皮肉を言わないようにする。それだけで、まわりの世界は変わってくる。相手の発言に「なるほど」「そうね」と肯定すれば、会話はそこから始まります。逆に、「でも」「だって」と否定すれば、そこで会話はとぎれてしまいます。

たとえば、「この前の週末、伊豆で桜が満開でした。すごくきれいでした」と明るい表情で話してくれた人に対して、「でも、うちのほうはまだ全然咲いていませんよ」と答えると、会話はそこで終わってしまいます。

会話をするときは、最初から「でも」「だって」という言葉を使わないようにしたらいかがでしょうか。人間関係も変わってきます。

もう一つ言ってはいけないのは、「揶揄」「嫌味」「皮肉」です。これはチクチク人を刺すので、私は「刺(さ)し言葉」と呼んでいます。

たとえば、恋人に対してこんな言葉を投げかけたとしましょう。「そんなに仕事が好きなら、仕事と結婚したら?」これは、おそらくかわいさ余って言ったのでしょうが、言われた相手はチクチク刺された痛みで逃げてしまいます。どんどん距離は離れていきます。

「刺し言葉」は、発した人の意志とは逆の働きしかしない言葉なのです。「嫌味や皮肉でチクチク刺せば、ひと刺しごとに相手は離れる」ということを覚えておきましょう。

「あかるい」の「あ」を取ると、「かるい」になる。明るい人は、軽い人だ。軽さとは、「軽(かろ)やか」であり「さわやか」であり、「軽妙洒脱(けいみょうしゃだつ)」。

軽妙洒脱とは、さわやかで洗練されていて、俗っぽくないことであり、軽やかでしゃれていることこの反対は「重い」や「重苦しい」。「揶揄」や「嫌味」や「皮肉」は、重苦しくて、暗くて、陰気になる。肯定は明るいが、否定は暗い。

「でも」や「だって」や「刺し言葉」はやめて…人の心を軽くする言葉を発したい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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