今日のおすすめの一冊は、田中真澄氏の『“修身現役”で生き抜くための条件』(ぱるす出版)です。その中から『「引き」のある人生』と題してブログを書きました。
本書の中に『「才」より「徳」』という心に響く文章がありました。
中国明代の儒学者である呂新吾(ろしんご)が 名著『呻吟語』で語っている。
深沈厚重(しんちんこうじゅう) 是第一等素質
磊落豪遊(らいらくごうゆう) 是第二等素質
聡明才弁(そうめいさいべん) 是第三等素質
第一等の人物は、深沈厚重 どっしりと落ち着いて深みのある人物。 細事にこだわらない豪放な人物は第二等。 頭が切れて弁の立つ人物は第三等である。 (安岡正篤)
才気走って、ペラペラと弁の立つ人は 信用がない 頭の良さをひけらかす輩(やから)も 胡散臭(うさんくさ)い。 豪放磊落(ごうほうらいらく)な人物は まだまだ危なっかしくて駄目だ、という
才が目立つ人や、才気走った人は、あまり人が寄りつきにくくて、敬遠しがちだ。隙や愛敬がないからだ。
「徳とは無類の明るさのことである」といったのは安岡正篤師。明るく、人好きで、世話好きで、人に尽くすことができる人が徳のある人だという。
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