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イライラさせる人はいない

今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『100%幸せな1%の人々』(中経出版)です。この中から「どんな行動も必ず自己完結する」という題で書いてみました。

「自己完結する」と同じような意味の言葉はたくさんあります。たとえば、「因果応報」「自業自得」「身から出たさび」「自分で蒔いた種」「自縄自縛」「自分で自分の首をしめる」「ブーメラン」などなどです。最近の言葉としては、「ブーメラン」が有名ですね(笑)。要するに、自分のやったことは自分にかえってくるということです。

「あいつが私を怒らせた」「あの人がイライラさせる」というように、あの人がいるから、あの言い方が悪いから、自分は怒っているんだと、と思ってしまいます。しかし、本当は、あの人が怒らせているのではなく、怒っている自分がいるだけなんですよね。

それを小林正観さんは、こう言っています。
ストレスで毎日イライラするという人がいます。電車の中でも「押した」「押された」ということで朝からけんかをする人たちもいます。私もよく「ストレスを減らしたい」という質問を受けます。そういうときは、次のような話をします。
今、私の横をある人が通り過ぎて行くとします。この人が通り過ぎて行くときに何か私に言ったとします。そのとき私がこの人の言ったことに何も感じなかったら、この人は単に通り過ぎるだけの人です。さらに次の人が来て、この人が私に何か言ったとします。そのとき私がイライラしたとすると、私がイライラした瞬間に、私をイライラさせる人が地球上に生まれたのです。
「ちょっと待ってください、それではイライラさせる人というのはいないのですか。自分が勝手にイライラしたからイライラさせる人が生まれるのですか?」…答えはそのとおりです。自分がイライラしなければ、自分をイライラさせる人はどこにもいない。これが宇宙の原理です。
さらにもう1回説明します。目の前にすごく嫌な人が(嫌な人というのは本当はいないのですが)来たと私が思ったとする。私が嫌な人と思った瞬間に、この人は嫌な人になります。私が嫌な人だと思わなかったら、この人は何も関係ない人として通り過ぎて行きます。
ある人が私の目の前を通り過ぎて行くときに、面白い人と私が思ったとする。私が面白い人と思わなかったら、この人は私にとって関係のない人で、単に通り過ぎるだけの人です。「それではイライラさせる人も、嫌な人も、面白い人も、結局、宇宙には存在しないのですか。全部自分が決めた瞬間に生まれたのですか?」…まったくそのとおりです。全部自分が産み落としているのです。

つまり、「自己完結している」ということです。自分で勝手にイライラして、勝手にあいつは嫌なヤツ、という敵を作っているようなものです。自分がイライラしなければ、どこにもそういう人は存在しない、ということなんですね。

そうやって、まわりに敵を作って生きていくのか、自分の味方を作っていくのかで、人生は変わっていくと思います。出会う人で会う人を味方にするのか、出会う人で会う人を敵にするのかです。
因果応報、身から出た錆、自業自得…。「どんな行動も必ず自己完結する」という言葉を肝に銘じたいです。


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https://ameblo.jp/hiroo117/entry-12611990918.html

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