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縄文ってどんな時代だったんだろう

今日のおすすめの一冊は、谷中修吾氏の「最強の縄文型ビジネス」(日本経済新聞)です。


縄文時代は、今から12000年くらい前から、2000年くらい前まで、約1万年続いたと言われています。次の弥生時代は紀元前4世紀から、3世紀くらいまでで、約700年~1000年くらい続いたと言われています。しかし、何しろ文章が残っているわけではなく、炭素年代測定で500年くらいアッと今に変わってしまいますから。

弥生時代の次が古墳時代です。これは3世紀くらいから7世紀くらいの約400年間。その次が飛鳥時代(120年間)、奈良時代(80年間)、平安時代(約400年間)、鎌倉時代(150年間)と続きます。それを考えると、縄文時代って異常に長いです。ですが、小学校の教科書からは、一度、縄文時代と旧石器時代は消えてしまったそうです。旧石器時代って約2万年も続いているのに…。

それから少ししてから復活したそうですが、記述はほんのわずかだそうです。稲作を始めてからが本当の日本の歴史の始まりで、それまでは野蛮な文化の無い時代だという意識が多くあったからだそうです。しかし、縄文時代はすでに日本語が完成していたという説もあるそうですから、そんなに野蛮なわけはないですよね。

むしろ、弥生時代に渡来人が大陸の混乱からボートピープルとして海を渡ってきて、稲作を始め、人口爆発が起きました。そのため、土地や水や食料をめぐっての争いが頻発したということです。実際、弥生時代の鳥取市の遺跡の中からは、戦闘によって殺戮された人骨が多く残っているそうです。

縄文時代は、日本列島全体で26万人程度の人口しかなかったと推定されています。そのためもありますが、弥生時代と違って戦争はなかったのでしょうね。それは、青森県の三内丸山遺跡の研究からも、武力による統治ではなく、かなり宗教的に優れた長老たちによって治められていたのではないか、ということがわかっています。

縄文時代は、土器を作り、そのままでは食べにくい食材を煮て食べたそうです。これが日本の煮炊き料理の原点だとか。なお、静岡の登呂遺跡は弥生時代から古墳時代にかけてのもので、今から2000年前のもので、2度大きな水害の被害にあい、全部流されていることがわかっているそうです。

縄文時代ってロマンあるなぁ…タイムスリップしてみたいです。


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