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人生は自転車に乗ることに似ている
今日のおすすめの一冊は、齋藤孝氏の『定義』(筑摩書房)です。その中から「短所を指摘するのは愚か者のすること」という題でブログを書きました。
本書の中に「人生は自転車に乗ることに似ている」という心に響く文章がありました。
《人生は自転車に乗ることに似ています。バランスを保つためには、動き続けなくてはならないのです。》(アインシュタイン)
世紀の物理学者アインシュタインは人生を自転車にたとえています。自転車はペダルをこぎ続けていないとバランスが保てないように、人生も現状の中でうだうだしていると、バランスを崩しがちなのだと言っています。
やらなければならないことや必要に迫られたことがあり、それをしている状態は、精神の健康を保つためには必要かもしれません。
自転車にはもう一ついいことがあって、それは遠くに視線を向けることです。足元ばかり見 ていると転んだり、何かにぶつかったりして危険です。 人生も同じかもしれません。
自転車に乗るのは技なので、一度乗れるようになったらずっと乗れるという良さもあります。不遇なことを乗り越えて経験を積み、技のようなものを身に付ければ、人生はずっとバランスを保ちやすくなります。くさらず止まらず「じゃあ次に行ってみよう」と動き続けることが、人生においては大切なのです。
◆「すべての世の中のことは、進歩しない時は、必ず退歩する。」
(エドワード・ギボン /歴史家・イギリス)
また、『人間には進歩か退歩かのいずれかがあって、その中間はない。現状維持と思うのは、実は退歩している証拠だ』という森信三師の言葉がある。
現状を維持していると思ったら、あっというまに世の中の変化からは置いていかれる。だからこそ、いくつになっても、学び続け、進化し続けるしかない。
昨日より今日、常に進化し続け、学び続ける人でありたい。
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