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自分をドラマの主人公だと思ってみる

今日のおすすめの一冊は、精神科医、kagshun(カグシュン)氏の『幸せになる超ライフハック』(KADOKAWA)です。その中から『マインドフルネスは意識を「今ここ」に引き戻す練習』という題でブログを書きました。

本書の中に「自分をドラマの主人公だと思ってみる」という心に響く文章がありました。

実際にネガティブ思考の渦の中にいると、自分が不適切な行動をとっていることに気づけないもの。つらさを忘れるためにお酒を飲むのも、ごく普通のことのように感じられます。 

毎晩泥酔するまで飲んでいる事実から目をそむけ、「ストレス発散のためにちょっと飲んでいるだけ」などと考えてしまうのです。 こんなときに有効なのが、自分をドラマの主人公に見立てることです。

自分にとってしんどい時期の生活が撮影されていたと考え、最初から再生してみてください。眉間にしわを寄せ、何時間も暗い妄想にふけっている自分。無気力になって、一日中ゴロゴロしながらスマホで動画を眺めている自分。おいしいと思っていないのにお酒を飲み、うえ~気持ち悪い......とつぶやきながら寝落ちする自分。 

こんなドラマ、とてもおもしろいとはいえません。それどころか、主人公にひとこと言ってやりたくなりませんか? 一日中ゴロゴロしてないで、気分転換に散歩でもしてくればいいのに。お酒もやめておけば? 飲んでも楽しくなるどころか、ますます落ち込んでるじゃない... 

ひとりの視聴者としての視点は、「観察する自分」の視点でもあります。ネガティブな思考に巻き込まれている自分を観察者として見てみると、ツッコミどころがたくさんあることがわかるはずです。 

つらいことがあったときに自分を助けてくれるのは、「つらい思いをしている」という事実を受け入れ (Acceptance)自分を喜ばせる行動を増やす (Commitment) ことです。

でも「感じる自分」だけに任せておくと、むしろその逆のことをしてしまう。 苦しさに巻き込まれて「自分=つらい人」と思い、ネガティブな感情をさらに大 きくするような行動に走りがちなのです。 

こうした行動パターンをかえていくために欠かせないのが、「斜め上から観察する自分」の存在。 「メタ認知」をもった、ふたつめの視点です。

「メタ認知」とは、「観察する自分」の視点からものごとを客観的に見る方法のことをいう。言ってみるなら、自分の体から幽体離脱して、上から自分を見下ろしている「臨死体験」のような感じのこと。

ドラマは波乱万丈であればあるほど面白い。途中は山あり谷ありで、どん底も味わう。しかし、そこから必ず立ち直り、最後はハッピーエンドになるドラマが一番人気がある。逆に、最初から暗いことや辛いこと、嫌なことの連続で、どんどんダメになっていくという、なんの救いもないドラマは誰も見たくはない。

人生というドラマをハッピーエンドで終わるものにしたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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