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【陰と陽について】
陰と陽について
【陰陽を知って快適な新生活をスタート】
~陰陽のめぐりを知って、気・運・思考を巡らせる~
年が明けて、あっという間にもう2月!
三寒四温で春の陽気を、感じてくるようになりましたね。
それと同時に、3月は新生活に向けて、
気ぜわしく感じる方も、多いのではないでしょうか。
そんな際に知っておくと、ちょっと嬉しいのが、「陰陽」について(突然!)
皆さん、「陰陽」と聴くとどんなイメージを、お持ちになりますか?
・良いことがあると悪いことが起こる
・暗いイメージと明るいイメージ
・対局な物事…
など様々なイメージが、浮かんでくるかと思います。
「陰陽」なんて私には関係ない、と思っているあなた!
実は生活に密接な関わりがあり、知るだけで以下のような生活にシフトしていけます。
・嫌なことが起こった際も、「穏やかに思考」を巡らせることができる
・体の不調を感じた際に、「根本原因」を考えるようになる
→体調管理がしやすくなる
・知識を得ることで、「バランスの取れた食事」を意識するようになる
などなど効果は様々です。
ではなぜ「陰陽」を知るだけで、体調ケアにつながるのか?
まずは「陰陽」について、ぜひ興味を持っていただければと思います。
普段生活していると意識しないのですが、
知ると奥深い「陰陽」についてまとめています。
自然の巡りに合わせて生活すると、
心も体も「穏やか」に「調和」が取れて、「快適」に過ごしやすくなります。
【陰陽を知る】
1.【まず初めに】
何か、嫌なことが起こったとき、
またストレスがたまると、
お菓子や甘いものを、食べたくなるときはありませんか?
私は仕事で大きなプロジェクトを任されたとき、
不安になり、無意識で
あんまんをコンビニで買って、食べて帰ったことがありましたW
今思うと「陽」に偏った体を、
「陰」に傾かせようとして取った行動のようです。
???ですよね。
知識があると、《なるほど》!と思うことも、感情に任せて行動すると、
原因がわからず、同じことを繰り返してしまいます。
これは体調管理なども同じで、なぜそれが起こるのか
根本の原因がわかると捉え方(感情)や対処の方法も変わってきます。
2.【陰陽とは】
森羅万象(=自然界のすべてのもの)は、陰陽両気で成り立っています。
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白黒分けるのではなく、「陰陽の両面性」を持っているということです。
※上記「陰陽太極図」の中にも「陽」の中に「陰の黒丸」、「陰」の中に「陽の白丸」があります。
春夏秋冬季節の移ろい、で考えると解りやすいのですが、
春分⇔秋分 や 夏至⇔冬至
など太極を成していることを、「陰陽太極図」で表すことができます。
そこには
①対立 ②依存 ③消長 ④転化 の4つの意味が込められていますが、
図の様に
【対立するそれぞれが、変化しつつグルグルと、回り続けている】ということです。絶えず「循環」しています。
3.【具体的に陰陽って】
~体調に役立てる「陰陽」・気血水について~
☆ここから!体調に役立てる「陰陽」
自律神経で考えると、
食事や体調管理など健康面で参考になります。
陽《交感神経優位》活動 緊張 早い 抑制 増加
陰《副交感神経優位》休息 リラックス ゆっくり 活発 低下
日中(太陽)は陽が働く
夜(月)は陰の性質が強まる
寝る前に携帯を見ると、交感神経が優位になるので、
寝る前電源オフ!
副交感神経を優位!
なんて、話を聞くこともありますね。
その方が身体に良いんだ…と思いがちですが、「陰陽」
に当てはめると納得!
自然とともに体も、
日中活動した「陽」の心を⇒「陰」に変化
バランス(中庸)を取ろうとしているのですね。
☆中庸について
健康な時に、人の体は「中庸」(陰陽バランスの取れた真ん中の状態)になります。
「陰陽」どちらかに偏ると、心身ともに不調(滞り)が生じてきます。
【どうやって中庸(バランス)を取ればいいの?】
ここまで「陰陽」についてお伝えしてきて、
では、
いったいどうしたら良いの?
何が大切なの?
は見えてきたでしょうか。
そう!
中庸(バランス)を取ることです!
でもそれって規則正しい生活で、
ハードルが高いのではと思いますか?
大丈夫です!
人間を構成している3要素「気・血・水」を巡らせれば良いのです。
またまた ??? ですよね。
【陽】気=生命活動の根幹をなすエネルギー源
【陰】血=栄養から作られた液体(血液など)
【陰】水=血液以外の全ての体液(リンパ液、涙、鼻水など)
大切なのは、気によって血、水は動く!ということです。
「気を巡らせると運気も上がる」などと言いますが、
つまり、
「気によって血水が巡り」
↓
「健康状態が維持、中庸(バランス)を保つことで運もめぐる」
ということですね。
運が良い、悪いなどもよく言いますが、
まず身体の状態を整えると、
思考や生活リズムが整い、
さらに良い気を取り入れることができるのではないでしょうか。
私の好きな言葉に、こんなものがあります。
【流れる水は腐らない】
常に動いていれば何かしらの進歩があり、
逆に停滞していると澱んでしまうという意味です。
この水は身体にも当てはまることで、常に〈巡らせる〉ことは全てにおいて大切なんですね。
またこの言葉は、貝原益軒の『養生訓』という本でも、取り上げられています。
益軒は江戸時代初期から中期にかけて生きた偉大な儒者であり、医者(漢方医)でもありました。
『養生訓』は、約300年前のベストセラーであり、現代にも通ずる、【日本人のための養生書】であり、ひとの生き方を教える書でもあります。
「流水は腐らず」。よくからだを動かす
巻第二 総論 下: 『そもそも人の身体は、欲を少なくしてときどき運動をし、手足をよく動かし、よく歩いて、長いあいだ同じところに座っていないようにすれば、気血がよくめぐってとどこおる心配がない。「呂氏春秋」に、流水は腐らず、戸枢むしばまざるは、動けばなり、とある。流水は腐らないが、たまり水は腐る。開き戸を開閉する軸は虫が食わない。この二つのものは、たえず動いているからそうあるのだ。ひとの身体も同じ理であろう。』
まさに「陰陽の巡り」と同じです。
血水を巡らせるには?
〇リンパマッサージや水を飲む(白湯など暖かいものがおすすめ)
〇温活で身体を温める
など方法は様々ですが、今回は気を養う方法を2つお伝えします。
「先天」(生まれつき体に備わっている)遺伝の気
「後天」(飲食と呼吸によって)生まれた後に補充する気
※他にも正気、邪気などがありますが、今回はこの2つに絞ります。
「後天の気」が「先天の気」に勝るのが、30歳前後と言われています。
つまり…
それ以降の不調等は日々の生活習慣が関わってきます。
※耳が痛いW
さて記載した通り、「後天の気」は下記の2つで養うことができます。
●食事(野菜中心の食事、添加物をなるべく避ける、暴飲暴食)
●呼吸
「食事」…下の図、食べ物の「陰陽表」を参考にしてみてください。
「陰」は膨張、「陽」は凝縮になります。
寒い土地で生まれ、身体を温める食べ物を「陽性食品」、熱い土地で生まれ、身体を冷やす食べ物を「陰性食品」となります。
下の図ですと
陰性は、「夏野菜」が多く、陽性は根菜などの「冬野菜」が多いなど、
なんとなくイメージが付きますね。
「旬のもの」を食べることは、自然とともに生きる、
人間の本来あるべき姿なんですね。
季節問わず、色々な食材が手軽に、購入できるような時代ですが、
体が何を求めているのか?
ふと考えて「食事と向き合ってみる」のも良いですね。
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4.【呼吸で気を整える】
では、「呼吸」はどうでしょう。
普段の生活では
胸式呼吸(口から吸って口から吐く呼吸)の方がほどんどです。
ここで上げる「呼吸」
は腹式呼吸(鼻から吸って口または鼻から吐く呼吸)です。
現代人
・呼吸が浅い
・空気(酸素)が体にいきわたらない
=酸素不足で「気」が巡りません!
「腹式呼吸」で「気」を巡らせていきましょう。
腹式呼吸の行い方
1.鼻からゆっくり、おへその下を膨らませるイメージで、息を吸う
2.吐くときは、口か鼻から、体の中の悪いものを吐き出すイメージ
3.吐くときは、吸うときの倍くらいの時間で
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日々の積み重ねで、徐々に「気」を養うことが出来ます!
お金もかからずすぐに実践できることなので、ぜひ試してみてください。
その際、「体に良い空気がいきわたっている~」と感じて吸い、
溜め込んだ「思考」を、吐き出すイメージで行うと、
さらにリラックス効果が上がると思いますよ。
「気分」を変えることが、大切です。
気が整う
↓
体調が整う
↓
健康な状態で思考が整理される
↓
穏やかに過ごす
↓
気・運を巡らせる
これからの新生活の参考になれば幸いです。
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