パンのある暮らし(私のnoteについて)
2013年から2019年までドイツで生活していました。昨秋から日本のローカルエリアに移住。もともとは東京で主に食系のライターとして雑誌に記事を書いていましたが、今は趣味でパンを焼く日々。
ドイツにいる頃、パンは身近な存在でした。自宅でも常に欠かさないように買っていましたが、そうはいかない時もある。海外にいると手に入らないものは自分で作るという習性が備わります(たとえば納豆)。パンも自ずと焼くようになりました。手始めにレーズン酵母を起こしてみると、これがなかなかおもしろい。
プツプツと酵母が呼吸している様子を眺めるのが楽しくて、その後、りんごや酒粕酵母なども作ってみましたが、最終的にはライ麦と水だけで酵母を起こす方法に落ち着きました。Youtubeには天然酵母パン(サワードウ ブレッド)の作り方を紹介している動画が多く、それを見ながら楽しんでいました。
日本に戻ってから同じように天然酵母を起こそうと思ったのですが、これがまったくうまくいかない。粉が変わったからなのか、水が変わったからなのか、とにかく酵母が起きない。酵母がちゃんと育たないからやっぱりパンも膨らまない。そもそもが大雑把な独学なのもので、何が問題なのかまったくわからない。ないないだらけ。夫はといえば毎朝失敗したパンを文句も言わず黙々と食べてくれました。
まるで円盤。
最近、これではいけないと思い立ち、ちゃんと本を買って勉強してみることにしました。まだ分からないことも多いのですが、それでも少しずつ前に進めているように感じています。そんな日々のパン作りについて記録しようとnoteを始めてみました。