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食パン均等に裂けない不器用者!勝者!


高千穂牧場に行った日から3日経つ。

高千穂牧場で買ったブリオッシュ食パン2切れと
ざるチーズ(マスカルポーネみたいなチーズデザート)が4分の1残っていた。

私は食パンの端っこの、あの、背中全部耳です!な部分が割と好きな人種なのだけれど、
(子供の頃は断然そうではない派だった)
朝、その背中全耳パン一切れだけが残っていて、「了解!」となった。

というのも、前日の夜、背中全耳の一切れとそうではない一切れが残っていて、

「うわ〜どちらの楽しみ選ぼうかな〜お母さんはきっと背中全耳ではない方を食べるんだろうけど、明日は米食べて行くデーかもしれないしな〜」

と食パンをじっと見つめながら、
明日どちらを食べようかと迷っていたところだったからだ。

優柔不断なので流れで決まる方が楽。


ブリオッシュ食パン一切れをリベイクして、ざるチーズを塗って食べる。お供はコーヒー。

わ〜簡単にできあがっちゃったよ〜最高な時間が。

お願いだからこの時間は誰も邪魔してくれるなよ??
とほんの少しの警戒心を張る私の精一杯のバリア。
それも、もう幸せで弱々しくなっている。


食パンを食べるときの楽しみの1つ
パンを裂く、という行為。

本当はパンを均等に裂けたらいいのだけれど、それはなかなかに高難度。

でも、均等に裂けたときの幸せが5:5だとしたら、均等に裂けなかったときは、5以上の幸せが片方にあるってわけなんですよね。

何を言いたいかというと、

ブリオッシュパンを裂いた時に、身だけになった部分と、身がいなくなってパンの表面と背中全耳でつくられた空洞の部分ができてしまいまして、

仮に身だけの部分の幸せを10としたら、空洞の方の幸せは0
(仮にだよ!!私は耳も好きだからな?!背中の耳!落ち込むな?!)

でも、ここにはざるチーズがあるわけですよ。
この空洞はざるチーズを存分に塗りたくるスペースを用意してくれたんですよ。
そして、その思惑通りに、ざるチーズを塗りたくるんですよ。

するとその空洞は幸せ10になるじゃないですか!

ということで、幸せが10:10になったんです!!

幸せ0かもしれなかった側が幸せ10になっちゃって、均等に裂けられなかったけれど、結果的にその方が優勝しちゃったってことなんですよ!!

(興奮気味)(5:5も10:10も約分すれば同じという意見は無視)

均等に裂けられなかった不器用者!勝者!
な気分です。

基本ネガな私は最近特に、何しても自己嫌悪に陥ることが多かったけれど、

おいしいもの食べた後だけは、何でもできる気がするし無敵になれる気がするということに改めて気がつきました。

おいしいものっていつでも味方です、ありがとう

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