見出し画像

AI英会話スタートアップ転職1年め

AI英会話「スピークバディ」を開発&提供するスピークバディにPRとして入社したのが2022年10月。いつのまにか1年3ヶ月!はやい。

2024年の仕事を組み立てる上で、また自分の記録として、さらに「こんなことをやっとります」的な自己紹介・近況報告も兼ねて、ここでの初めての1年間について振り返ってみたいと思います。お久しぶりの皆さん、石原は元気に生きています。笑

2023年、プレスリリースは全13本

スピークバディのPR TIMES

リリースは多ければいいというものでもない、でも、動きをしっかり見せる意味ではコンスタントに出したい、だって事業は色々と前に進んでいるから!ということで、少なくとも3ヶ月には1本、最近は1ヶ月に1本は出す、というペースで出しています。

生成AI中心に、機能やコンテンツ、toBも

2023年は、想定よりはるかにAIトレンドが高まったのが好機でした。機能面でのリリースが多くあり、それら中心に発信しつつ(特に目玉として生成AIを活用したバディチャットについては予告正式リリースで2回)、スピークバディの強みの1つでもあるオリジナルストーリーに基づくレッスンコンテンツについてや、一層加速したtoBの動きについても何本かお知らせを出しました。

相次いだアワード受賞で信頼感醸成

また、ちょうど入社直後の2022年秋に、いくつかアワードを目にする機会がありました。スピークバディは学習サービスなので、単に露出を強めるだけではない、信頼感を持っていただけるネタが欲しいなと思い、Googleカレンダーで翌年5月の自分に「応募すべし」とリマインド。実際その頃バタバタしていてうっかり忘れそうでもありましたが、無事に応募完了し、それが実って11月には「日本e-Learning大賞(最優秀賞)」を頂くに至りました。未来の自分への手紙、大事・・

またこちらは応募ではありませんが、同時期にGoogle Play ベストアプリ2023の「ユーザー投票部門」や「優れたAI」部門でもノミネート&受賞。これは兼ねてよりの開発チームの丁寧なプロダクト作りが昨今のAIへの注目と噛み合ってのこと。引き続き追い風にしっかり乗っていきたい!

TV露出はDL効果も抜群だった

当日の番組HPの様子。
もはや大谷選手と共演だと社内が湧いた(笑・違)

2022年の終わり頃、とある方から「映像で見れば"AIと英会話"の良さが一発で伝わるからテレビ露出すべし」というアドバイスを頂きました。そりゃそうだけど、どうしたものよと思案していたところ、年が明けた1月、出資してくださっているグローバル・ブレインのPRコミュニティで「フジテレビツアーやりま〜す」とお知らせが。なんてタイムリー。いの一番に手を挙げて仲間に入れていただき、数名でプロデューサー何名かにピッチさせていただく機会を得ました。

時流に合わせた企業事例セットで露出に

その後、春先の「コロナが5類に移行して水際対策終了」「インバウンド再燃の兆し」となる手前のタイミングで、インバウンド接客に課題のあった企業事例も併せて改めて再度アプローチしたところ、フジテレビ系列『LIVE NEWS α』にて取り上げてくださることに!
やや遅めの時間帯でありながら、キャスターによるAI英会話お試し、代表インタビュー、法人顧客ご利用者のインタビュー、さらにはコメンテーターからもしっかりコメント、という盛りだくさん&最良の露出で、DLも大きく跳ね上がり、その後も法人顧客からの引き合いに繋がるなど、とても良い機会になりました。グローバル・ブレインさん、LIVE NEWS αの関係者の皆様、その節はありがとうございました!PRの横の繋がりは本当にいつも勉強になる&助けられてありがたい・・今年も多くの他社さんと連携していきたいと思います。そして私もお返ししていきたい・・!

noteやコラム、社内外インタビュー

スピークバディに入ってすぐ、とにかく最初に思ったのが「こんなに色々考え尽くされてるサービスなのに、その“色々”があまりにも外に知られていない」ということ。そこで、この情報ギャップを埋めるのじゃ〜、とコーポレートnoteコラムを書き進めています。

アウトプットありきでインプット・自社理解

これは実際、PRの立ち上がりとして自社・自社サービスへの理解を深めたり、社内での関係値を築くのにもとても有効だったと思います。とかくスピークバディのような学習サービスは、学術的な背景やそれに基づく仕組みが各所に張り巡らされているものですが、書いていくと理解の及んでいない領域が自ずと明らかになるので(=筆が進まない)、関連書籍を読んだり社内ヒアリングを重ねたり。また、ユーザーの声も話題の宝庫で、インタビューはすればするだけ、相手が個人であれ企業であれ、必ず毎回発見があります。社外有識者へのインタビューもとても学びがありました。理解してることを書くのではなく、書くことで理解が進む感じでした。

時々ライターさんにご協力いただきつつ、自分でも書きつつ。なかなか他のことに揉まれて筆が遅くなりがちなのですが、今も主要機能の開発者インタビューなど書き溜めているので、近日公開予定!今年もせっせと発信していきます。ChatGPTでもなんでも使ってとにかくスピードを上げたい。

チーム強化・メディアとの対話機会も

スピークバディは、私が入社するまでは兼務や外部アドバイザーによるサポートというPR体制だったので、内部&専任としては、私がいわゆる「ひとりめ広報」でしたが、この秋に1名採用したのに加え、外部からのサポートも強化。訴求軸を再度設定したり、メディアさんとの接点を増やしたり対話を深める目的で、キャラバンの他「企業の生成AI活用最前線」というテーマでのラウンドテーブルも開催しました。

ラウンドテーブルの様子&資料

以前にPRを担当していた会社で「事業説明会」や「商品発表会」を開催したことはあったのですが、より社会の関心に沿ったテーマ設定やゲストご招待などは初チャレンジ。こちらも取り組みの甲斐あっていくつか記事化や継続取材に繋がっています。関係者・登壇者の皆様、ありがとうございました。(自社からレポートも出しました)

チームは引き続き強化していきたいと思っており、絶賛募集中です・・!

多言語でのVALUE言語化プロジェクト

また(PRとしての業務というよりは)会社全体の仕事として、2023年はVALUEおよびVISION言語化も行いました。背景・経緯としては私が20代で組織コンサルの仕事で理念言語化・浸透のプロジェクトにも幾つか携わっていたこと。当時は特に言語化に強みありとは認識していなかった(というか、さらに秀でた人がかなりいた)のですが、「所変われば」なのか「年の功」なのか?、実際には自社プロジェクトゆえの熱量&一緒に進めるメンバーからの出力が非常に大きく、手前味噌ながらなかなか良いアウトプットになっているのでは、と思います。

VALUE言語化はこのテーマだけで余裕で一本書けるのですが、ここではさらっと。①要素出し(日英)→②ステートメント作成(日)→ ③VALUEキーワード決め(英)→④ステートメント英語版作成というプロセスを経て、こちらが言語化されました。

掲げるVALUE(太字のところ)は英語で、ステートメント=意味解説は日英両方で言語化したのですが、これがなかなか難産で。
まず意味にぴったりはまる表現で、かつVALUE部分は覚えやすく、そして勿論英語的にも正しくて(英語の会社だから!)、さらに初級表現すぎない(学習の会社だから!)、加えてステートメント部分は、直訳だと英語話者には伝わりにくい部分があろうということで伝える角度を調整したり(多国籍の会社だから…!)。

途中からはネイティブ&バイリンガルのメンバーも加わり、絶妙なニュアンス調整を重ね・・・。私の英語力ではヒーヒー言っていました(滝汗)が、結果的に、全員が「これだね」と納得できる表現が見つかり、また何より今、社内の至る所で使われていたり「私はこれが好き」「ハッとする」などと聞く機会があったりして、ああ作って良かったなぁ、と日々感じています。

さらにVISIONも言語化して次の5年へ

VALUEが出来て程なくVISIONも改めて言語化したいという話にもなりました。これまでも「事業展開の計画」は勿論ありましたが、メンバーが増え、また事業環境も先に進んだことで、改めて次の5年間の注力ポイントを明確にしたいという背景でした。
VALUEはボトムアップ型で言語化したのですが、VISIONについては意思表明ということもあり「経営陣で策定し、皆さんから賛同・共感を得る」という進め方とし、十分なジャンプ(現実に引き摺られすぎない、適切なジャンプ)のために、外部顧問の方にも壁打ちになっていただきながらファシリテーション・要素出し・言語化を進めました。

加えて、昨年に続いて今年も実施したマネジャー合宿の場を、合宿運営のプロの方に託すことで、チームビルディングはもちろん、上記の「賛同・共感を得る」場としてアップデートしたり、全社への共有も、ただ発表するだけでなく、議論して理解を深めるワークショップを実施したりも(こちらは私だけでなくHRが大いに活躍)しました。

私はあらゆる名言系の中で、ジョブズの"Connecting the dots"が一番好きで信じているのですが、20代の時の経験が、今こうやって縁あってジョインした先で活かせているのはまさにConnecting the dots。とても嬉しいし、これからもこの領域の経験値も増やしていきたいなぁと思っています。


・・・本当はもっとライトに書きたいと思ったのに振り返っていたらすっかり長くなってしまった!
次からはもう少しさらっと、引き続き、近況報告や私から見た自社の動きなど書いて行けたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします〜!

▼会社のPRアカウント(X)でも発信しています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?