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鹿児島放浪記2012〜磯街道編〜

3月24日
AM6:22
ウォーターフロントパーク

寒さに目が覚めた朝
しかし天気は良く絶好の船出日和だ♪
七時になり三島村役場に一応出航の確認の電話を入れる



欠航決定Σ(ω‖)
AM7:17
みしま旅客待合所
とりあえず船が出ている港に来てみた…
何とかなる訳でもなくただ来てみた…
鹿児島離島編は三日前の九州本土に上陸した時点で終わっていたんだな
硫黄島に行きたかったな〜



あれ!?
前日に買い貯めした食糧はどうすればいいんだい?
AM7:21
ドルフィンポート
行く当てがなくなったので、とりあえずウッドデッキに並ぶテーブルセットに腰を掛ける
さて、ど〜したもんかね…
とりあえずボチボチと愛車を迎えに行くか
AM8:09
滑川温泉

朝六時から開いている温泉浴場
ナトリウムカルシウム塩化物泉の鼈甲色の滑らかな湯

演歌が流れており、俺的には凄く居心地の良い温泉
演歌を聴きながらマッタリと浸かる
AM9:41
南洲墓地

鹿児島市内五か所に仮埋葬した西郷隆盛らの遺体を集めて埋葬したのが、この墓地
その後、各地に散在していた西郷軍の遺骨も集めて計2023名が葬られる南洲墓地と呼ばれる様になる
AM9:47
南洲神社

西郷隆盛を御祭神に祀る神社
また配祀に桐野利秋命以下薩軍戦没者六千八百柱も祀っている
此迄参って来た南洲神社の総本宮
境内には有形文化財に登録されている電燈が建つ
また南洲墓地の敷地と合わせて様々な碑や保存樹が立つ
AM9:57
庄内柿

そんな保存樹の一つ
山形県鶴岡市が兄弟都市として盟約締結した証に贈られた柿の木
AM10:00
常夜燈

西郷隆盛と勝海舟との会談により江戸城が無血開城された事による感謝の為、東京から寄贈された物
花棚石で建立されている
AM10:05
浄光明寺
正門に鎮座していた聖観音に惹かれ立ち寄る
この寺は島津家創建の由緒ある寺
聖観音様の頭上には阿弥陀如来が頂いている

AM10:13
今和泉島津家屋敷跡

天璋院篤姫が産まれた地
現在は個人宅なので一般開放はしていない様だ
AM10:27
大龍遺跡

埋蔵文化財の遺跡として早くから知られており、過去九回もの発掘調査が行われている
今は小学校…
AM10:30
文之和尚記念碑

鶴丸城の跡地に建立された瑞雲山大龍寺の開祖·文之の記念碑
政治顧問としても手腕を発揮し黒衣の外交官とも呼ばれていた坊主
AM10:47
鹿児島県民教育文化研究所

景観重要建造物に指定されている建物
かなり昔の造りで老舗旅館の雰囲気を漂わせている付属図書館及び赤羽王郎記念室
見学は可能だが、事務室に連絡を入れなければならない
AM10:54
春日神社

鹿児島五社の一つ
約千年前に長谷場氏により建立された神社
御祭神は経津主神·武甕槌神·天兒屋根神·姫大神の四柱
小さな神社ではあるが由緒ある神社みたいだ
この地の地名・春日町の由来になった神社らしい
AM11:03
八坂神社

素盞嗚尊とその妃神である奇稲田比売命及び素盞嗚尊の御子神である五男三女神を祀る神社
ここも鹿児島五社の一社である
AM11:09
祇園之洲公園

石橋が架かっていたり、史跡があったりと広い公園
島に渡る為に買い込んでいた食糧で昼飯タイムとする
AM11:26
岩永三五郎之像

肥後の石工
時の家老·調所広郷に招かれ藩内一円の土木事業の責任者として薩摩でも名を轟かせる
そして九州各地に百九十余りの眼鏡橋を架橋する
その献身的な働きと苦労の労い、そして偉業を讃えて建つ像なり
AM11:32
高麗橋
そんな岩永三五郎が架橋した橋
甲突川の五石橋と呼ばれている一つだ
とりあえず叩いて渡ってみた
AM11:36
西南の役官軍戦没者慰霊搭

薩摩軍と政府軍の攻防の末に散っていった戦士者の慰霊の搭
両軍合わせて一万三千人以上の戦士者を出した戦…
搭には悲·苦·悶を表す三体の像が添えられている淋しき慰霊搭
AM11:42
祇園之洲砲台跡

薩英戦争で使われた砲台が設置されていた場所
しかし敵国イギリスのアームストロング砲に破壊される
AM11:46
官修墳墓

戊辰戦争の際に従軍殉難した者の墳墓
他にも様々な石碑が並ぶ…
AM11:49
玉江橋

岩永三五郎が架橋した橋
これまた甲突川の五石橋と呼ばれている一つだ
AM11:50
クロマツ

公園に生えるかなり立派な松
これを見学後、祇園之洲公園を後にする
PM0:05
琉球人松

石燈籠に抱きつく様に見事な枝を張った大松を目印に琉球からの船は入港していた
別名琉球船の目印松
戦後松食い虫の被害にあい、惜しくも枯れてしまう
享年百四十二歳だったとか
現在は石燈籠の両脇に姫松とリュウキュウマツが一本ずつ生えている
PM0:13
ホテルISOドルフィン
мiчαから教えてもらった垂れ湯ポイント
玄関入口に温泉モニュメントがあり、足湯位は出来そうだったのだが、現在改装中らしくバリケードが張ってあった…
足湯くらいなら…
足湯…
ムムム残念
でも足湯だけで済んだかな?
PM0:27
磯海水浴場

桜島を眼前に見渡す海水浴場
ウインドサーフィンのメッカでもあるらしい
しかし砂浜は火山灰のせいで黒い
PM0:44
鶴嶺神社

初代島津家当主をはじめとする歴代当主とその家族らが御祭神に祀られている神社
境内には溶鉱炉跡等もあり、史跡としても鑑賞を楽しめる
PM0:53
仙巌園

国指定名勝文化財
通称·磯庭園
鹿児島随一の観光スポットである

PM0:58
集成館跡
薩摩藩主島津斉彬が築いた工場群跡
PM1:00
鉄製150ポンド砲

世界遺産暫定一覧表記載資産
複製品だけどね(´・ω・`)
PM1:02
反射炉跡

一度は建造に失敗するものの二号炉の建造は成功
その二号炉の石垣が残っている
PM1:06
島津家水天渕発電所記念碑

1983年まで実際に使われていたヨーロッパ風の石造りの発電所の記念碑
PM1:04
近代薩摩焼発祥の地

薩摩焼きは此処で生まれた
PM1:07
正門

篤姫のロケ地
PM1:10
筆塚
篤姫のロケ地その2
PM1:12
濾過池

登録有形文化財
水を濾過する為に建てられた石小屋
PM1:13
迫ン太郎

谷水の流れを利用した米つき機
PM1:16
六地蔵

六角形の搭身の各面に彫られた地蔵様
巨大な岩の下にポツンと祀られている
PM1:32
歓水舎碑文

岩に刻まれた碑文
歓水舎·筆塚遊歩道を昇ると最初に現れるスポット
PM1:34
歓水舎跡
仙巌園の奥にある滝を眺める為に建てられた東屋があった場所
此処からの桜島は最高だった

PM1:37
時雨の滝

緑濃き岩壁から流れ落ちる滝を眺めるスポット
そんな大した滝ではない
PM1:39
筆塚

歓水舎筆塚遊歩道にある筆を埋めて供養した場所
PM1:40
疎水溝
仙巌園に水を引いていた溝跡
ここから少し坂を登ります

PM1:44
集仙台
27代当主島津斉興が築いた展望台
此処からの桜島も絶景…

要は晴れていれば何処から観ても最高って事です
PM2:00
猫屋
猫グッズ専門店
猫柄のmy箸購入する
PM2:03
猫神

17代当主島津義弘が朝鮮に連れて行った猫を待っている猫塚
PM2:05
水道橋

篤姫のロケ地その3
撮影の為に建てられた茶屋もそのままに残されている
PM2:06
江南竹林

21代当主島津吉貴が中国から琉球国を通じ取り寄せた竹
PM2:10
曲水の庭

毎年ここで曲水の宴が行われている仙巌園随一のスポット

そして篤姫のロケ地その4
ちなみに丁度、曲水の宴の予行練習が行われていた

(笑)景観的に邪魔だったなぁ〜
PM2:17
発電用ダム跡

29代当主島津忠義が建造した工場への送電発電用貯水槽跡
PM2:25
千尋巌

先程登った集仙台方面の岩壁に刻まれた十一mに及ぶ千尋巌の三文字
日本庭園では大変珍しい光景だとか…
PM2:28
望嶽楼

琉球王国から贈られたと伝わる建物を主とした庭園
PM2:34
御殿

島津家別邸
豪華な屋敷は一部、外から見学可能だが、中には500円で見学可能になる
現存している建物は当時の約半分だとか…
PM2:39
獅子乗大石燈籠

当時の御庭方に造らせた今まで見た事もない燈籠
PM2:42
錫門

当時は薩摩藩の特産品の錫で屋根を葺いた朱漆塗りの門
錫瓦葺きの建造物としては日本唯一らしい
PM2:45
薩摩切子館

薩摩切子の売店だがちょっとした美術館
御猪口でニ万円!?
薩摩切子ってとんでもないな💦
PM3:06
菓子屋
鹿児島銘菓を販売している
名物ぢゃんぼ餅も食べれる
PM3:08
みやげ屋
鹿児島工芸品や鹿児島限定グッズ等が売っている店
菓子屋と店内が繋がっている
PM3:11
つけあげ屋
薩摩揚げをはじめ鹿児島名物が売っている店…
何故か明太子が売っていた
PM3:12
酒屋
鹿児島の酒を扱っている店
試飲あり(≧ω)b
PM3:14
便利屋
ブルーシールやフレッシュジュース等も売っているコンビニ的店
PM3:24
ジョイフル磯庭園前店

先を急いでも仕方ないので、とりあえずファミレス
焼き鯖定食を頼んで食べる

豆腐サラダを頼んでチビチビと食す

ごぼう唐揚げを頼んでチビチビ頂く

そして居座り、四時間経過
PM8:17
磯海水浴場

今宵の寝床なり、野宿ポイント♪
星が綺麗に見えるから雨の心配は無さそう
何か…何となく眠い(´д⊂)‥
さっさと寝るとする
そんな離島温泉を諦めた日…
トカラ列島も硫黄島も行きたかったな…

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松川紘己
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