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【読書メモ】モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書


モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)

  • 作者:尾原和啓

  • 発売日: 2017/09/27

  • メディア: Kindle版


目的

PJで人材戦略のパートを担当することとなった。人材で問題になっていたのが働きがいの低下。次世代の価値観を知ることで、働きがいを上げ、よりよい企業にしていくためのヒントを得たい。


内容

“乾けない世代”のモチベーションを考察する1冊。乾けない世代とは、生まれた時からないものが無い世代。これに対して、これまでの世代を“乾いている世代”と定義。この2つの世代間には価値観の大きな違いがあることを理解する必要がある。

  1. 「乾けない世代」は、上の世代に比べ、「達成」や「快楽」よりも「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」に意味を置く世代。この世代だからこそ作れる「新しい価値」がある

  2. その「新しい価値」は、自分だけの「好き」や「歪み」から生まれやすい

  3. 「自分だけの世界の見方」を発信すると、それが他の人にとって「新しい世界の見方」になったり、既存のモノに新しい意味を与えたりする

「乾けない世代」と「乾いている世代」お互いがお互いを知り、「乾けない世代」が持つ新たな価値感やモチベーションを正しく理解し、取り扱うことこそがこの世の中を動かす、最大の武器になっていく。


感想

これからの社会を創っていく次世代は、これまでのような価値観と明らかに違うことは日常で分かっていた。本書を通じて改めて違いが明文化されたように感じる。私たちとは幸福のカタチが違うのである。まずはそれをキチンと理解すること。そして、その価値観を受け入れ、自分の価値観を押し付けないこと。ある意味これもダイバシティーか。これまでとこれからが混ざり合うことで、新しい価値が生まれる可能性があるだろう。新しい価値観が生まれると信じて積極的に若者と混ざり合おう!!


アクションプラン・気づき

  • 偏愛こそが人間の価値になる時代。好きなことをやり続けることこそが最大の競争力となる。相手の潜在的な欲求を見つけ出して、体験をプロデュースしていくのが、これからの仕事。

  • インサイト(=新しい視点)が重要視され、仕事と遊びの境目があやふやとなった今では、なるべく「公私混同」で取組んだ方が効果的

  • これからの仕事で大事なのは、自分にとって得意なことで、いかに相手にとって「有ることが難しいこと」を探し当て続けるか

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