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脳の血管破裂しかけて36歳で脳梗塞を起こし死にかけた話。

まず初めに、

今回の病気発症の際

沢山の応援メッセージやコメントを頂き
本当にありがたく思いますし
治療する力になった事を

まず感謝の言葉として
お返しさせて頂きたいと思います。
本当にありがとうございました。

最初に注意しておきますが、
病気をリアルに感じてほしくて
患者さんのリアルな画像を
使っていますので苦手な方は
読むのをお辞めください。

(以前読まれた事がある方も
今回の再公開にあたり加筆修正を
行っておりますのでまた健康について
考えるきっかけになれば幸いです)

さて、ここからが本題ですが

私は36歳という若さで脳梗塞を発症し、
同時に脳の動脈解離(血管のコブ)という
病気も併発してしまい、

一歩間違えたら死んでいたかも
しれない状況でした。

私の周りの人や同年代の方にも
こういう病気があるという事、

そして

・その原因は何なのか
・病気になるとどんな生活が待っているのか
・どうすれば予防する事ができるのか


これをシェアする事で
僕と同じ思いをする人が
1人でも少なくなれば嬉しい
と思い筆を取る事にしました。

正直僕自身舐めてました。

自分が病気になんてなるわけないだろw

こうやってタカをくくっていた
僕は知らない間に、

脳の血管が破裂寸前で
生活していた事を
知る事となります。

後に僕は自体の深刻さを理解し。

死刑台の上に立たされたような。

ギロチンを待つ次の人のような。

そんな心境が僕を襲いました。

30代40代なんてまだまだ
体は無茶が聞くだろう。

そう思っている人にこそ
聞いてもらいたいです。

家族や子供がいる方でしたら
なおさら僕と同じような
思いはしてほしくない
ので、
参考にしてもらえたら幸いです。

【突然始まった異変】



異変を感じたのは2022年1月21日の事。

いつものように朝起きて
水を飲もうとしていた時に
頭痛がありました。

この時、いつも飲まない
カフェインの錠剤を飲んだ事が
原因で頭痛が起きているのだと思いました。

(カフェインが効きすぎて
頭が冴え過ぎているから頭痛がするんだ。)

そう思っていました。

でも日中も頭がずっと痛くて
なんだか変な頭痛だなと思っていました。

夜になっても頭痛が良くならなくて
頭痛薬を飲んだらかなり
頭痛はマシになりました。

(そのまま1日寝れば大丈夫だろう。)

そう思ってこの日は
早めに床に就く事にしました。


翌日の朝、
目が覚めるとまた頭痛がしました。

全く同じ場所
(右の後頭部から右側側頭部にかけて)
がズキズキと痛みます。

(最近疲れが溜まってるのかな??)

そう思って気晴らしに温泉に行き、
その日もいつもより早く寝る事にしました。

だけど、
その次の日もそのまた次の日も
同じ頭の場所が痛い
んです。

誰もが発狂するような痛みならわかります。

それならすぐに病院でも
救急車でも呼ぶんでしょうが、

僕の場合は「少しズキズキ痛むな~」
くらいの痛みがずっと続いていたので、
即座に病院に行こうとは思いませんでした。

皆さんも経験があるはずです。

ちょっと頭痛いな~。

お酒飲みすぎて頭痛いな~。


それぐらいの感覚です!

だから異常事態だって
わからなかったんですね。

ですが心配性の僕はその痛みが
約5日間続いたので、

これはさすがに変だと思い
脳神経外科を受診する事にしました。

先生に症状を話したら、

「ん~、まあストレスでしょうw
若いので心配ないと思いますが、
一応頭の中撮ってみましょうか。
それで何もなければ薬飲んで我慢って形で」

みたいに多少バカにされた
ような感じで診察されました。

30代で脳に異常なんてまずありえない。

それがセオリーなんだと思います。

MRIとCTを撮り診察室に行くと、
先生は頭を抱えながら僕に言いました。


「ん~脳梗塞があるんですよね~
36歳ですよね?うそだろ~。。。」



!!?

ん!?


脳梗塞!!!!????
どういう事??www


続けて先生は言います。

先生「ここの血管が解離、、
している。。。??」

私「解離ってどういうことですか??」

先生「血管が裂けてるって事ですよ。」

先生「昨日寝てる間に血管破裂して
死んでたかもしれないですね」



は~!!!????涙涙涙


僕には何を言っているのか
さっぱり理解できませんでした。

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画像の〇された部分が脳梗塞を起こしている部分です。
画像2
脳幹(生命維持の役割)の近くで手術となると非常に厄介な場所です
画像3
細くなっている部分が動脈乖離している場所と予測

少しわかりづらいですが、
血管が細くなっている部分が
脳の動脈解離(血管が避けている
)を起こしている部分です。

動脈解離という病気は何なのかというと、

画像4

(画像引用元:東洋大学医学部脳神経外科ホームページより)

血管は外膜、中膜、内膜の
3層からできていて、

解離というのは血管の内膜が裂ける事

画像5

(画像引用元:東洋大学医学部脳神経外科ホームページより)

そしてその裂け目から血液が
入り込む事で血管を細くし
血流が悪くなり脳梗塞を併発
した。

という事です。

脳梗塞とは、

画像6

(画像引用元:岡山の医療健康ガイドMEDICAより)

脳の血管が何ならかの原因で詰まり、
その先の脳細胞に酸素や栄養が
届けられなくなる事で脳細胞が死滅し

脳の1部分の機能が失われる、
または障害が残ってしまう病気
です。

脳梗塞と言うと、
左半身が麻痺で動かなくなったり、

ろれつが回らなくなったり、
食べ物が飲み込みにくく
なったりするらしいんですが、

幸い僕にはそれらの症状はなく、
病院まで自分で車を
運転してきたくらいなので、
つじつまが合わなくて理解に苦しみました。

血管の外側が裂けていたら
くも膜下出血で恐らく死んでたそうです。

次に先生は、

「すぐに紹介状を書くので
救急車呼ぶかタクシーで
岡山の大きい病院まで
今から向かってください。
停めてある車はそのままに
してもらって結構ですので」

と言いました。

(えぇーーーー!!!!
なんで!?そんなにヤバいの??ww)

「あの~、自分で運転できますし、
病院まで運転していきましょうか??」

と聞くと。。。

「途中で意識が無くなる可能性が
あるので運転はやめてください」

。。。

ここで自分が結構まずい状況に
ある事に気づかされました。

家族に状況を伝えると母親が
たまたま近くにいたので
すぐに車で病院まで送ってくれました。

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岡山市立市民病院

到着すると、まずコロナ関係の
患者さんが多くてすぐには診察を
受けさせてもらえない状況でした。

そして病院到着から診察まで
数時間が経過する頃には
家族が病院に集まってくれていました。

それからやっと僕の番が来て診察が開始。

まずはコロナじゃないか診断する為に
PCR検査を受け、その次に頭部のMRIを撮り、
次に造影剤を使ったCT検査を行いました。

正直1日に3回もMRIやCTを撮るのは初めてです汗

何が何だかわからないままいろんな検査をして、

時計を見たらもう22時過ぎで、

最初の病院にいた時から7時間も経っていました。。。

あぁ、、、
俺これからどうなるんだろう。。。


こんな事になるんだったら
今日大好きなラーメン屋の
ラーメン食べとくんだった。。。

と心から後悔しました。

そうしていると先生がやって来て

検査結果の説明が始まり、

検査結果は、

小脳の脳梗塞と脳動脈解離

という診断名でした。

やはり最初の病院の先生が疑っていた通り、

脳の血管が何らかの原因で内側から裂け、

血管が狭くなり、その先の小脳の一部に

血液が行かなくなり脳梗塞を起こしている

という状況でした。

診断を聞かされた時は、

ショックというより、
正直状況がうまく呑み込めません
でしたし、いろんな事を考えました。

僕のおじいちゃんは既に
他界しているんですが、亡くなる前に
脳梗塞を起こして倒れ、左半身麻痺になり、
喋る事も出来なくなり、
最終的に肺炎で亡くなりました。

そんなおじいちゃんを
見ているからこそ思ったんですが、

なぜ自分には麻痺が起こっていないのか。

これから全身に麻痺が
起こるのだろうか。とか、

喋れなくなるのだろうか。とか

半身不随になったらどうしよう。とか

手術をしなければいけないのだろうか。とか、

いろいろ考えました涙

先生は、

「特に今すぐ手術をしなければいけない
という状況ではありませんが、
より精密な検査をしてから判断したい
と思いますのでとりあえず今日から
このまま入院という事でお願いします。」

と言いました。

「精密検査ってどういう
検査をするんですか??」

と聞くと、

「腕からカテーテルを入れて
首元の血管まで挿入してそこから
造影剤を流して頭の中を
撮影するという精密検査です。」

と説明されたんですが、
正直不安で寒気がしましたw

そしてその後即入院となりました。

。。。

【絶望と死との直面】

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翌朝目が覚めると僕はベッドの上に
点滴を刺された状態で寝ていました。

僕が飼っている大好きなチワワの
ぱみゅちゃんはそこにはいませんでした。

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病院食は質素に感じるかと思いきや、
最近筋トレをしていてオートミールと
鶏肉とブロッコリーしか食べてなかったので、
白米を食べられる喜びに満ちていましたw

僕が入院するのは人生で
2回目だったんですが、

1回目の時は鬱病で入院したんですが、
その時は手術の必要はないと
最初から分かっていたので
そんなにつらくなかったんですが、
今回の入院はわけが違いました。

僕はとにかく心配症なので
自分の病気についてググりまくりました。

すると、、、

出てくる出てくるwww

ステント術とかカテーテルとか
バイパス術とかコイルで焼き切るとか
いろいろ出てきたんですが、
その中で一番恐怖を感じたのが、

開頭手術

でした。

この文字だけは調べなくても
どうなるのか簡単に想像できました。

つまり、こうです↓↓↓

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(脳神経外科疾患情報ページより)

開頭手術

(開頭手術をされた患者さんのブログより)

まず頭蓋骨にドリルで穴をあけるとか涙

想像しただけで震え上がりました涙

カテーテルと言っても
脳の細い血管まで刺してステント
(血管を広げる金属のネットのようなもの)
を挿入して血管を広げるとしても、

脳の中に金属がずっと入ってる
のなんて絶対いやだ~~~涙涙涙

って思いました。

またここで思います。

入院する前に大好きなラーメン屋で
ラーメン食べとくんだったって。。


そうしてしばらくの間僕は
パソコンで病気や手術の事を調べに調べ、

病んだり落ち込んだりしながら
数日を過ごしていました。

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病室からの景色

窓の外を見た時に思いました。

普段の当たり前の生活が
どれだけ掛け替えのないものだったか。。

筋トレにジムにいけない。

お酒も飲めない。

シーシャも吸えない。

ラーメンも食べれない。

コーヒーも飲めない。

大好きなわんこと遊ぶこともできない。

外の新鮮な空気も吸えない。

それと、
コロナなので面会は一切ダメでした。

なので、

自分の家族にも会えない。

友達にも会えない。


更に襲い掛かる
病気になった事での今後への不安。

半身麻痺になったら人生終了。

歩けなくなっても人生終了。

食べ物が飲み込めなくなっても人生終了。

喋れなくなっても人生終了。

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病室で耳を澄ませば
他の患者さんと看護師さんの
話声が聞こえてきます。

「○○さんこんにちは~
今日はう〇ちは出ましたか??」

「あ、出てますね、
今からオムツ取り替えますね~

うぁあぁっぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁぁっぁぁxx~~~~_!!!!!

いやだいやだいやだおっやだいyだいyだいyぢやいやだいいやだいやだいやいやだいやだいやいやだいやだいやいやだいやだいやいやだいやだいやーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!

他の患者さんを見ると

半身不随で身動きができない人。

喋れない人、ろれつが回らない人。

「あー、あーーーー、」

とうめき声をあげる人


うぇえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええんん!

絶対なりたくないーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!


普通の生活にもどりたいよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)

ぴえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)

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僕は普段、

お金を稼ぐ事や、
もっといい車に乗りたいとか、
いい時計が欲しいとか、
ブランドものが欲しいとか
有名になりたい、
とかいう気持ちを
少なからず心のどこかに持っていました。

だけど、

いざこの状況になってみたら

そんなことはどうでもいい

って

今はこんなにも
いつもの生活が欲しくてたまらない。

って思ってました。


大好きなワンちゃんと一緒に寝て、

家族とご飯を食べたり、

友達とお酒を飲んだり、

大好きなラーメン屋に行ったり、

カラオケに行ったり、

コーヒー買ってドライブしたり、

そのまま外の風を思いっきり吸ったり。


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そんなふっつ~~の毎日の生活が、

欲しくて欲しくてたまらない。

ありがたくてありがたくてたまらない。

なんでこうなってしまったんだと、

健康を大事にしなかった後悔の念が止まらない。

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カテーテル精密検査後の安堵の時
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右腕からカテーテル挿入の為腕を曲げられない
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全身が管だらけ

薄いカーテンで仕切られた

狭い狭い4人部屋の一画で、

僕を訪ねてくる人は
看護師さんとお医者さん以外にいない。

体中が管だらけで、夢や希望が消滅し、

孤独に、、、
これから先どうなるかわからない
不安に絶望する。


健康管理をおこたり、
自分の体の状態を気にせず、
暴飲暴食し、運動もしない、
お酒は好きなだけ飲む、
タバコも吸いたいだけ吸う、
健康診断にもいかない、
血圧も気にしない、
好きな物を好きなだけ食べ、
甘いジュースを飲み、
締めのラーメンを食べ
チョコレートも好きなだけ食べる。



これを読んでるみんなに一番伝えたい事。


それは、


【そんな生活の後に
待っているのがこういう世界】って事です。



36歳で脳梗塞になるなんて
あなたは想像できますか?

は?w俺がなるわけねぇじゃんw

僕もそう思ってましたよ。

今回の脳梗塞、
何が原因として考えられるのか。

先生に聞きました。

すると先生は、

「原因は不明です。」

「30代くらいの年代で脳梗塞で
受診される方の多くがあなたと同じで、

脳の血管が解離(内側の層が裂ける)
して血流を悪くして、
その先にある脳細胞が
脳梗塞を起こすパターンが多いです。

カイロプラクティックや整体
柔軟をしていて血管に負荷がかかり、
血管が裂けて脳動脈解離を
起こす場合もあります。」

と説明されました。

つまり、
誰にでも起こりうる病気という事です。

医学的根拠の観点で見た時には
上記のような内容だったのですが、

次に自分で考えた原因についてお話します。


大きく分けて3つあります。

1.過剰な飲酒
2.過剰な喫煙
3.例の注射

順に説明します。

1.過剰な飲酒

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僕はお酒を飲む量が異常だと
よく言われます。

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家で1人で飲む時も上のサントリーの
角瓶が2~3日で無くなります。

ハイボールで言ったら
1日10杯くらい飲む日もあります。

後は飲み放題の焼酎のビンを
3時間くらいで1人で空けた事もあります。

これは自慢とかではなくて、
飲みだすと自分で飲む量を制御できなくなる
自分の性格に問題があると思っています。
(退院してから普段は
ほとんど飲まなくなりましたが)

アルコールを飲むと
水分不足になり血栓ができやすくなる
と言われていますので

お酒が原因になった可能性も
あると考えています。

2.過剰な喫煙

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僕は20歳~33歳まで紙巻タバコを
1日40本吸っていました。

現在は禁煙して紙巻は
吸わなくなったんですが、
今よく吸うのが。

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シーシャ(水タバコ)です。

僕は入院する前は1日5回
シーシャを家で吸っていました。

シーシャ屋さんにもそれは吸いすぎ
と言われるくらいの回数でした。

シーシャにはニコチンは含まれますが
タバコの何十分の一くらいの
害しかありません。

という言葉を信じて
タバコからシーシャに
乗り換えたのですが、

入院中にググると、

シーシャは水がフィルターになっており
ニコチンは水溶性なので水をくぐることで
ニコチンが無力化すると言われているんですが、

そんなことはなくて、

あるアメリカの研究では
喫煙する時間が1時間くらいと
タバコが1本5分くらいに対して
12倍の時間吸うのでニコチン摂取量も2.5倍、
タールに関しては25倍と

とんでもない量のニコチンやタールを
毎日摂取していたことになります。

喫煙によって血管がダメージを受けて
今回の病気になった可能性があります。

3.例の注射

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最後に例の注射です。

固有名詞が出せないので察してください。

こちらに関しては科学的根拠が
一切証明されてないので
憶測でしかありません。

ですが、

僕の友人のお兄さんが接種後に
脳梗塞で亡くなったり

脳出血を起こしたり血管に血栓ができた
という方が注射によって
増えているという説もあるので、

今回の脳梗塞の原因の可能性が
あるとも考えられます。

【冷たい手術台】


入院から4日後、
精密検査の日がやってきました。

パンツ一枚になって薄いペラペラの
生地の手術着を着せられて、、

もう緊張で震えあがりました。

服の隙間から入ってくる空気が冷たくて。

ホントに大丈夫かな。
手術になったらどうしよう。

友達からもいっぱいLINEが来ました。

涙出ました。

病室でいっぱい泣きました。

検査に行く前に家族にLINEして。

「頑張ってね」

「絶対大丈夫」

ってメッセージもらって
気合入れて検査行きました。

冷たい手術の台に乗せられて、
目隠しされました。

担当の先生が

「おぐらさん、頑張りましょうね!」

と言ってくれて検査が始まりました。

腕に痛み止めの注射が打たれて。

針が太くて痛い。。。

そして

一気にカテーテルが入ってきます。

ゴリゴリ音がして。

早く終わってくれ。
早く終わってくれ。

ずっと思ってました。

カテーテルが首の根元まで来て
造影剤が流されました。

顔から頭まで造影剤が
入ってくるのがわかりました。

目がチカチカ光って燃えるように熱い。

画像を何十枚が撮影すると

30分くらいして、
検査が終わりました。

検査が終わると、お昼御飯が出て、

たしか豚肉とご飯とお味噌汁
だったと思うんですが、

こんなに食べ物を食べる事が
幸せなんだって思いました。

精密検査が終わり、
数日後に検査結果を聞きに行きました。

開頭手術か退院か。

頭にドリルで穴をあけるか自由になるか。

僕は先生のいる部屋のドアを開ける瞬間

コインをトスするような心境でした。






神様お願い



部屋に入ると先生は
落ち着いた表情で僕を見ました。

「おぐらさん。手術は必要ありません。
薬で治療して経過観察しましょう。」

この時の心境は言葉で表す事は難しいです。

銃を突き付けられた
人質が解放された時のような。

無罪の受刑者が
刑務所から解放されたような。

形容しがたい晴れ晴れとした
気持ちになりました。



とにかく。



ありがとうございました。



そう心で思いました。

それから数日後に退院し、
血液をサラサラにする薬を飲み。

血管が詰まらないようにする薬を
飲んで様子を見ました。

3月と5月に再検査があり。

5月の検査では

「おぐらさん!グッドニュースです!
血管がほぼ完全に治ってますよ!
もう薬も飲まなくて大丈夫です!」

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退院して数週間ぶりくらいに外の空気を吸った瞬間


病院から出て体いっぱいに空気を吸い込んだら。

鼻から冷たい空気が全身を巡って

あ~!俺生きてる!生きてる!!!
ホントに良かった!神様ありがとう!

って思いました!

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家に帰ると妹がお寿司を
用意してくれていた。

実は病院にいる時
何が食べたいかLINEして
って言ってくれてて

好きなネタを送っといたら
仕事忙しいのに用意してくれてました!

お金は?いくらだった?

って聞くと。

いいから今日は出させて。
気にせず食べよ

って言ってくれました。

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大好きな飼い犬のぱみゅちゃんにも
再開して久しぶりに一緒に寝ました。

そんなこんなで今に至ります。

今は毎日を大切に、幸せに生きてます。

病気もだいぶ良くなったので

こうやって文章を
書けるまでになりましたよ^^

みんな心配かけてすいませんでした!
僕はもう元気ですよ!^^

【最後に】

ここまで読んで頂きありがとうございました。

最後に今回の事を通じて学んだ事
感じた事についてまとめたいと思います。

【36歳で脳梗塞になってわかった人生で最も大切な物5項目】



・健康はお金では買えない。絶対に。

・毎日今日が人生で最後の日だと思って生きろ。

・人生で一番大切なのは家族や友達。

・金、地位、名誉なんて何の価値もない。

・日常のどんな些細な事にも幸せを感じろ。

【健康はお金では買えない。絶対に。】


普段からお母さんとか
友達が言ってませんか??

健康はお金で買えないから
大切にしなさいって。

頭ではわかりますよね?

ただそれでもお酒やたばこの量は
減らないし、健康診断すら
行かない人もいますよね。

心のどこかで自分は大丈夫って思ってません??

僕だって思ってましたよ??

でも、日本に112万人いる
脳卒中患者のうち30代で脳卒中にかかる確率は
0.3%しかいないのになりました。

キャプチャ

目の前で半身不随の
患者さんを見てください。

開頭手術をして頭蓋骨を
糸で縫っている患者さんの
写真をネットを見てください。

明日自分がこうなるかもしれない
恐怖に立たされた時。

心から健康はお金で買えない大切なものだ。

という事を感じました。

【毎日今日が人生で最後の日だと思って生きろ。】


明日死ぬかのように生きよ。

永遠に生きるかのように学べ。

というガンジーの言葉がありますが、

僕は今回脳梗塞になった事で
明日死ぬどころか今日死ぬんじゃないか
という風に思って、

1日1日をこれ以上できないくらいに
楽しく過ごす事ができるようになりました。

やるかやらないか迷った時は
必ず自問自答するようにしています。

仕事でも

「失敗するかもしれないけど
今日が人生最後の日なんだから
あの会社の社長にビジネスで交渉しよう」

こんな感じで怖いものは
ほとんどなくなりました!

だって

今日死ぬんだからwwwwww

こう思えたらマジで最強ですwww

今までは

明日やればいっか

とか

来月までに必ずやる

と、先延ばしにしていたんですが、

全部今やるようになりましたw

病気になって得た事で
一番大きかったのがこれかもしれません!

【人生で一番大切なのは家族や友達。】


入院すると当然病院から出られないので
お金をどれだけ持っていようが
意味を持ちませんでした。

そんな中、心の支えとなったのが、
友達や家族からのメッセージでした。

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SNSの方にも沢山のメッセージを
貰った事で治療する力になりましたし
早く治して退院したい。

そう強く思えました。

お金とか僕と付き合うメリットとか
そういうの一切なしで

心から心配してくれている人が
いてくれた事が
本当に嬉しかったです。

結局お金稼ぐのって
全部人の為ですよね?

いい車に乗るのも、
いい家に住むのもブランドもの買うのも
海外旅行に行くのも、
ティファニーのネックレスを
彼女にプレゼントする大学生も、
インスタに高級料理の写真載せるのも、
全部そうですよね?

家族の為に頑張って
お金稼いでる人は沢山いますし

彼女に幸せになってもらいたいから
稼ぐって人もいる。

SNSで承認欲求満たしたいのだって全部そう、

みんな人から良く思われたいんですよ。

羨ましがられたいんですよ。

そりゃ当然でしょ!僕も一緒ですよw

だから人がいてくれてないと
何の意味もなくないですか?

結局人なんですよ、最後は、

お金はその次だと思います

僕は病気になってそう思いました。


【金、地位、名誉なんて何の価値もない。】


死の淵に立った時
お金、地位、名誉、
これらは何の役にも立ちません。

映画タイタニックでも
沈没していく船の上で
金持ちが札束を渡して
ボートの席を取ろうとしてましたが
誰も受け取りませんでした。

そう、死の淵に立たされた時
お金はただの紙切れと化します。

そして、
芸能人だからとか総理大臣だから
宮殿みたいな病室になります!
そういう特別扱いもありません。

どこの誰だろうとみんなと同じ病室で

大企業の社長とか、
部長とか課長とか
平社員とか関係なく

みんなと同じ治療を
受けて手術したり検査して
戦わなければいけません。

命の前に全ては
平等である事を学びました。

【日常のどんな些細な事にも幸せを感じろ。】



病気になってよかった

そんな言葉を耳にする事が
あると思います。

それって間違ってるんじゃない?

普通に病気にならない方が
いいに決まってるじゃんって思いません?

僕もそう思います。

病気なんか絶対ならない方が
いいに決まってますよ。

でも病気になってしまったら、
どうにかプラスに考えられないか。

【病気になったしまったけれど
その中から学べる事は
何か一つでもないだろうか】
って思うようになるんです。

本文中にも書きましたが
僕が病気になって得た最大の収穫は、














何気ない普通の毎日がこんなにも幸せだったんだという事












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お金を稼いだり夢追いかけたり
目標に向かって走る事は
素晴らしい事だと思います。

他人に見栄張ってもいい、
自慢してもいい、
ブランドものが欲しい、
いい車が欲しい、
いい時計が欲しい、
高級料理が食べたい、
いいシャンパンが飲みたい、
ワインが飲みたい、
タワマンに住みたい、
女の子にモテたい、

いいと思います。

もっともっといい生活がしたい、
お金が欲しい、みんなに羨ましがられたい、
目立ちたい、有名になりたい、だけど、


なんで私はこんなに不幸せなの?
なんであの人はあんなにキレイなの?
なんであの人はあんなにモテるの?
自分が芸能人だったら幸せになれるのに
もっとお金持ちだったら幸せになれるのに
貧乏じゃなかったら幸せになれるのに
もっと勉強してれば幸せになれるのに
いい大学に入っていれば幸せになれるのに
イケメンで生まれてたら幸せになれるのに
モデルみたいな顏だったら幸せになれるのに



そう思うのはやめてください


今こうしてスマホで
この文章を読める五体満足な体がある事

スマホを触る指がある事

隣にいる子供の寝顔が見れる事

毎朝奥さんが作ってくれる弁当がある事

大好きな彼女にキスできる事

家族の為に終電まで仕事頑張れる事

大好きなラーメンが食べられる
口がちゃんと動く事

外に出て新鮮な空気を体いっぱいに吸える事

愚痴を聞いてくれる友達がいる事


叱ってくれる上司がいる事

そしてなによりも




あなたを大切に思ってくれる人が一人でもいる事




今よりもっと幸せな
人生を目指す事を否定はしません

だけど、
自分は今でも十分すぎる
くらいに幸せなんだ

という事をわかってほしい。


幸せを感じるために、
幸福感を感じたい為に、
いいワインが飲みたいんでしょ?
ブランド物が欲しいんでしょ?
海外旅行にいきたいんでしょ?
時計がほしいんでしょ?
フェラーリ乗りたいんでしょ?

それはわかる。

だけど、

今あなたが過ごしている
当たり前の日常は当たり前ではないし
人生が80年ある保証なんてどこにもない。

という事をわかって頂きたい。


実際に以前東京で起こった

池袋暴走事故でも
自転車で信号待ちをしていた奥さんと娘に

高齢者がノーブレーキで
突っ込む事件がありましたね。

正直事件の写真まで
載せるのは間違ってるかもしれません

だけど

人生っていうのは
線香の火を消すかのように

儚く

一瞬で終わってしまう
可能性があります。

僕は今回の病気を通じて
そう思いました。

だから

今日が最後なんだ

そう思って1日1日を大切にし

家族や友人を愛し

感謝を日々伝え

1日1日を大事に大事に生きてほしい


そして

健康を大切にして
今あなたを大切に思ってくれている人と
大切な時間をできるだけ
長く幸せに過ごしてほしい。

それが僕が今回脳梗塞になって
感じた最も重要な学びです。

あなたの幸せって何ですか?

港区女子にモテる事ですか?

ドバイで豪遊する事ですか?

ベンツに乗る事ですか?

ロレックス買う事ですか?

タワマンに住む事ですか?

ブランド物を買う事ですか?

SNSで沢山いいねをもらう事ですか?

違いますよね、、、

僕が1か月をかけて魂を乗せた

この文章で伝えたいメッセージはただ一つ











今無いものに幸せを見出すのではなく今あるものに幸せを見出せ












あなたが今どんな状況なのかは
わかりません。

ですが

うつ病で半年ベッドから出られず
2回自殺しかけて
酒やジャンクフードに
まみれた生活を送り
健康診断C判定でがんになる前の
ポリープが大腸に見つかり
いきなり脳梗塞になって

【昨日寝てる間に血管破裂して死んでたかもね】

とまで言われた僕でも



今日1日を生きられる事ってなんて幸せなんだ。



そう思って日々生きる事が出来ています。

皆さんも、

お金や地位、名誉を
手に入れた先にある
幻の成功を追い求めるのではなく

今既に手の中にある、
健康、家族、友達、

そして、
平凡な当たり前の日常の中に
本当の幸せがある事。

本当の成功が隠れている事を
忘れないようにしてください。

ここまで長い文章をお読み頂き、
本当にありがとうございました。

最後に私から皆様へお願いがあります。

まとめるとお願いしたい事は3つ


・毎年人間ドックに行ってほしい

・家族や友人を大切にしてほしい

・当たり前の事の中に幸せがある事に気づいてほしい


本当に1か月くらいかけて
全力で文章に綴ったので
1㎜でも僕の気持ちが届いてほしいです。

健康を大切に、家族や友人を大切に、
今ある幸せを大切に、共に生きていきましょう!

最後に、この記事が良かったと思ったら。
いいねやシェアしてもらえると嬉しいです。

自分みたいな20~30代でも
こういう事が起こる可能性がある事。

健康を軽視している人が少しでも、
予防や生活習慣の見直し、
検査を受けようと思ってくれる人が
1人でも増えたら嬉しいなと思うからです。

感想やコメントも頂けると嬉しいです!

そしてもう一つ!

僕は脳梗塞の後に受けた健康診断でC判定でした

2022年2月脂肪肝と診断
尿酸値高い➡痛風予備軍、潜血便➡がん化前のポリープ発見

前年は問題がなかったのに
急に検査結果が悪化した裏側の生活は

毎日ハイボール10杯から15杯飲んで
家で二日酔いになるくらい酒を飲んで

マクドナルド、フライドチキン、
唐揚げにご飯大盛り、
ラーメン、コンビニのチョコ、
パスタ、一人タコパで1日中酒を飲む、
ピザ、パン、チョコパイ、

こんな生活をしていたので
健康診断の結果は散々でした。

こんな状態なら
脳梗塞になってもおかしくはないよな。

と改めて思います。

ですがそこから栄養とダイエット
ファスティングについて学び、
資格を取得し

血液検査の結果はC判定から

2022年脳梗塞後の血液検査。生活習慣の乱れが感じられる肝臓の数値

栄養とファスティング資格を学び
全ての項目がオールA判定へ改善

2024年5月血液検査項目が全て基準値内に


尿検査も異常なし。オールパーフェクトに改善。

脂肪肝も完治し、
便通も見た事がないほど
綺麗なバナナのような状態になり

ファスティングで
内臓をリセットして
うつでベッドで寝た切り
だった頃が嘘のように
一気にメンタル改善して
うつ病からも復活し、

仕事もバリバリできるようになり

90㎏の肥満から64kgまで
-26kgのダイエットに成功した

僕自身の病気の経験則と
ファスティング資格と
ダイエット資格から得た

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それでは。

あなたの毎日が
今よりもっと素敵になりますように。

長文を読んで頂き
ありがとうございました。


小椋大輝





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