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作家デビュー前、書店さんへ挨拶周りのお話し。

今日も 訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、絵本作家として デビューする 前に
どんな 準備をしていたかを お話していきたいと 思います。

2017年に 第39回講談社絵本新人賞を 受賞して
2018年に デビューするまでに
絵本制作の 他にしていたことは、
書店さんへの ご挨拶でした

僕は、三重県に 住んでいます。
そこで、ひとまず
「三重県 書店」などと 検索してみました。
すると、大型の書店さんから、
小学校の 前にあるような 町の書店さんなど
数多く 出てきました。

よし。
全部 挨拶に 行こう!
そう、決め。
三重県の 全ての 書店さんを リストアップしました。

僕は、以前の 勤め先で
フォークリフトの 整備士を20年していたのですが、
その 仕事は、あらゆる企業、現場に 入らせていただき
ただ 修理する だけでなく、
点検から、不具合個所などを 見積 折衝し、
修理から、伝票処理、集金までも 行ってきました。
当然、お客さんを 訪問していくことも していましたので、
書店さんへの あいさつ回りも
そんなに 抵抗はありませんでした。
大企業の 購買担当から、農家の お父さんまで
あらゆる 職種の方と お話させていただいていたので、
その経験も役に 立っていると 思います。

と、いう事で
三重県は、縦に長く
1日では回り切れないため
数日に分けて、効率よく回るルートを描いて
ひたすら回りました。

その時に、自宅のコピー機で印刷した
デビュー作の
「いっぺんやってみたかってん」の
自作のチラシを持って
(あぁ、懐かしい。。)
勢いだけで訪問しました。
今、思えば、書店員さんに
ご迷惑をおかけしていただろうなと思いますが、
その時は必死でした。

1軒1軒 訪問していくうちに
は? あんた誰や?と
思われているだろうなという表情を見ると
申し訳ないです。。。と思いつつ
次の書店さんへと行きました。

そうしていると、、。
忘れもしない
ある、町の小さな書店さんの
お母さんが、
ちからに なれるか わからないけど、置きます」と
言っていただいたんです。
(忘れたくないので、メモしてあります)
いま、思い出すだけでも涙が出ます。
そのお店は、明らかに返品なしの
買取りの規模のお店だったのです。
 
ということは、あなたのために
リスクを取ります と言っていただいた
感じました。

その後、いくつかの 書店さんでも
快く 受け入れて いただけました。
大きな 書店さん、町の 書店さん
感謝しか ありません。

そして、岐阜県 出身なので
岐阜県も 回り
隣の愛知県も 同時に 訪問しました。

この「いっぺんやってみたかってん」という 絵本が
関西弁を 使用していたので、
大阪や、奈良の 書店さんにも 訪問しました。

発売後、
書店さんの 棚に 平積みになった 絵本を
見た 衝撃は 今でも忘れられません。

デビュー作は 発売後 1か月で 重版もかかり
今の 僕の心の支えにも なっています。

このように、デビューから
支えていただいてる 書店さんですが
ここ数年で どんどん閉店に なっている現状に、
申し訳ないと思う気持ちもあります。
自分が、もっともっと売れっ子になって
恩返し 出来るように ならなけらば と思っています。

今日も最後までありがとうございました。
それでは。








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