売れないパッケージの病気 その②
前回に続き、今回も引き続きパッケージが原因で売れなくなる”パッケージ病”をご紹介していきます。
👇 前回の記事はこちら 👇
③ 色盲症
この症状はかぜのように多いと言われています。色がどのような働きをするのか全く関心がなく、そのためにこの症状が出てしまいます。この症状には軽症と重症があります。
軽症の場合、商品が持つイメージ色を無視した色をパッケージに使う場合です。重症になると、印刷代をけちったのか、デザインに全く関心が無いのか、とにかく美しくないパッケージを作りあげてしまします。例えば、食品パッケージであれば、いかにもまずそうな感じであったり、汚れた感じのパッケージなのが、この重症の一例になります。
④ 分裂症
商品の特徴が出ていないパッケージデザインや、ブランド・ネームのイメージが出ていないものがこの症状にあたります。
例えば、バターらしさとか、チョコレートらしさ、このようなイメージを商品パッケージで表現出来ていないものがこの症状です。
この分裂症は、パッケージの売る力を大きく損なう症状のため、注意が必要です。
2回にわたり売れないパッケージの病気をご紹介してきました。身近な売り場を観察すると、以外にも、この症状があらわれたパッケージデザインを数多く見ることがあります。今回ご紹介した症状に注意するだけで、売れる商品が生まれるかもしれません。ぜひ、意識してみてください。