オムツによるスキントラブルの仕組み
肌は弱酸性ですが、尿は時間が経つとアルカリ性に傾きます。
失禁状態が長時間続くと、アルカリ性に傾いた尿が皮膚に刺激となります。
また、便(特に水様便)にはアルカリ性の消化酵素が含まれます。
その為、尿+便はスキントラブルを助長させます。
細菌やアルカリ性に傾いた尿や便が刺激となり、皮膚のバリア機能を保っているセラミドという成分を壊し、摩擦や蒸れ等が合わさることで発赤や傷に繋がります。
洗浄方法や洗い残しのないように。また、トイレやオムツ交換のタイミングや間隔にも要注意です。
例えば、オムツメーカーであるリブドゥのオムツには吸収面に弱酸性の素材を使用し、なるべく弱酸性を保てるようにという工夫がされているように、スキントラブルへの対応は必須です。
ちなみに、尿路感染を起こしている方の尿はよりアルカリ性に傾いていたり、食べている物よって、あるいは色の濃さなどで変わってきたりもします。
ツイッターでも同じようなことをツイートしましたが、勉強になったと言って頂けることもあり、やはりこういった仕組みを知識として知っておくと普段のケアも変わってくると感じます。
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