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Q&A 睡眠中、瞑想中やシャヴァーサナ(しかばねのポーズ)の時の脳波はどのように違うのですか?

【質問】

睡眠中、瞑想中やシャヴァーサナ(しかばねのポーズ)の時の脳波はどのように違うのですか?

【回答】

睡眠中の脳波は主にデルタ波です。

脳波と意識の状態は以下のようになります。
β ベータ波 ・・・・日常生活、心配、緊張、仕事を処理している時
α アルファ波 ・・・集中、瞑想、精神安定
θ シータ波 ・・・・まどろみ状態
δ デルタ波・・・・無意識、睡眠中

脳波は脳内で活動している電気信号のことです。Hz、ヘルツという周波数単位で表します。Hz値が高いほど意識が覚醒状態にあります。周波数は βベータ波が高く、δデルタ波が低くなります。人が一般的な活動状態にある時、脳波はβベータ波の状態といわれ、心を落ち着かせリラックスの状態になるとαアルファ波が出始めます。

実際は脳の各部から色々な脳波が出ていて、「αアルファ波が出ている」というのはαアルファ波が優位に立った状態という意味です。更にリラックスした状態からまどろんだような状態になると脳がストレスから解放され、βベータ波、αアルファ波が消えて、θシータ波、δデルタ波が出ている状態になります。

脳波はαアルファ波以上が優勢となった時、脳内麻薬、ベータエンドルフィンというストレスや痛みを取り去る物資や、幸せを増幅させる、別名「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」が脳内より分泌されて気持ちが落ち着き、精神が安定します。脳の深い部分の生命中枢の働きが活発になり、自己治癒力が非常に高くなります。

また、瞑想の種類によって脳波に特徴がみられ優位になる脳波が異なるようです。瞑想時のθシータ波は、インスピレーションやひらめきを促進する効果があり、物事を秩序立てて考えられるようになるとも言われています。シャヴァ・アーサナでのリラックスの深さに応じて、優位になる脳波に違いが出てくるということになります。


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