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1年前に、膝の手術をしました。膝をつくポーズなど、膝への負担を軽くするために低反発の座布団を敷いて練習しています。このやり方でも大丈夫でしょうか?

膝の手術後、一年の経過ということですが、膝をつくポーズで現在痛みを感じる事はあるのでしょうか?痛みがあるようならば、無理をせずに現在お使いの座布団を使って練習してください。

両膝をついて行う猫のポーズなどでは両膝の高さが同じになるように、片膝だけではなく、両膝をタオルやブランケット、お使いの座布団などに乗せてサポートしてください。

膝の怪我が回復されたら、徐々に膝の関節周りの筋肉を柔らかくしていきましょう。怪我をすると、その関節を守ろうとして、関節周辺の筋肉が固くなりますので、固くなる前に、ストレッチを始めることをお勧めします。また、膝関節に負荷をかけない身体の使い方も研究しましょう。

膝を痛めた場合は太もも表側の大腿四頭筋、ふくらはぎ、アキレス腱などを柔軟にする事も重要です。大腿四頭筋は骨盤に始まり、膝蓋骨(膝のお皿)上部にくっついています。痛みがなければ、「片膝を曲げた後屈」など膝の関節を痛めないように行う事もオススメします。

膝が曲がらずこのポーズが無理の場合は、「ラクダのポーズ」のように膝立ちとなり、両膝裏にロールブランケットを挟み腰を下ろし膝周りの筋肉をストレッチする方法があります。また、膝裏にテニスボールを挟み少しずつ固まってしまった筋肉をほぐす方法もありますが、こちらはちょっときついストレッチとなります。

怪我がトラウマになって大事にし過ぎて動かなくなってしまうケースがありますから、無理をせずに少しずつ行いましょう。先日整形外科医の先生のシニアヨガの勉強会に出席しましたが、膝の痛みの95%は自分で治せるものだと整形外科学会では報告されているのだそうです。

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