【ゴールデンエイジとは】運動神経が一気に伸びる時期に必要なこと やっておくべきこと 総まとめ
先日 バッティングセンターへ行って来ました!その時、親やコーチが子供に一生懸命バッティングを教えていました。
9~12歳は子供にとって運動神経を伸ばす最も大切な時期です。今回はゴールデンエイジについて紹介します。この時期を活かせば、子供の運動神経を一気に向上させることが出来るのでぜひ参考にしてみてください!
運動能力が良くなると危機回避能力の向上や、普段の遊びの中でケガの予防にも繋がります。将来プロのアスリートに近づけるかもしれません。大人になってからも運動能力を活かして職種の幅を広げたり、強い身体を作り回復力も早まります。この記事を読んで知識をつけ、日頃から意識するだけでも子供の運動神経向上に役立ちます!
【1】3段階のゴールデンエイジ期
運動神経が発達する段階は3段階あります。プレゴールデンエイジ、ゴールデンエイジ、ポストゴールデンエイジです。それぞれ役割が違うので一つづつ紹介していきます。
【2】プレゴールデンエイジ(4~8歳頃)
プレゴールデンエイジ(4~8歳頃)の段階では運動能力の基礎が築かれます。アメリカの医学者であるスキャモンの「発達・発育曲線」データによると神経機能は5歳頃までに約80%形成されると言われています。神経は、「走る」「跳ぶ」などの情報を脳に伝え、脳からの指令を体の各部位に伝える役割があります。この命令を伝えるまでの「回路」が運動神経の良さを決めます。
12歳頃に神経回路はほぼ100%形成されます。プレゴールデンエイジは神経系が発達する時期なので、色々なことに興味を持ち身体を動かすことも大切です。
☆プレゴールデンエイジにお勧めの運動
ケン・ケン・パ、鬼ごっこ、リズム運動、お手玉、水泳、鉄棒、跳び箱、マット体操、トランポリン、縄跳び
【3】ゴールデンエイジ(9~12歳ごろ)
ゴールデンエイジ(9~12歳ごろ)の段階では神経系の発達がほぼ100%になるため、動きの習得に最も適した時期です。ゴールデンエイジになると自分の思ったとおりに身体が動くようになり『やってみたい!』が行動に繋がり『やってみたらできた!』という経験値になります。細かい説明がなくとも、コーチやうまい選手の動きを見様見真似で理解して再現することも出来ます。技術的に大きく伸びやすいとされるのがゴールデンエイジの子供です。
さらに動作や技術をすぐに覚えて身に付けやすい時期です。技術、センスともに大きな成長が見込まれる期間で、一生のうちで最も運動神経を良くすることができる、一度しかないとても重要な年齢層です。積極的に色々な運動やゲーム遊びを経験させてあげてることが大事です。
☆ゴールデンエイジにお勧めの運動
サッカー、野球、バスケットボール、体操、テニス、バトミントン、空手、柔道、ボクシング、スキー、ダンス、サーキットトレーニング、ラダー
【4】ポストゴールデンエイジ(13~15歳ごろ)
ポストゴールデンエイジ(13歳~15歳)は体格が大きく変わり始める時期です。スタミナが強化され、骨格や筋力が急激に発達し、パワーやスピードも成長します。フィジカル面が向上しよりパワフルな動きができるようになり、パフォーマンスも上がっていきます。
神経系はすでにほぼ形成されているので、新しい動きや技術を習得するのは難しい時期です。身につけたスキルを反復することで、さらに精度を高め、より進歩することを目指します。
また、戦略的な理解が深まる時期なので、戦術や状況判断などを考え、実戦でもトレーニングしていくのが効果的です。脳が発達し、十分な理解力が備わってくるポストゴールデンエイジからは、複雑な動きのトレーニングが可能です。
☆ポストゴールデンエイジにお勧めの運動
バスケットボール、水泳、テニス、陸上競技、器械体操などゴールデンエイジ期(プレも含む)に見つけたスポーツに特化しパフォーマンスを伸ばしていく時期。新しいスポーツや動作も積極的に取り入れる
【5】親が環境を整備することが大切
貴重なゴールデンエイジ期を有意義に過ごすには大人(親や指導者)の関わり方が重要です。理由は子供たちが自分で「ゴールデンエイジ」を意識することはあまりないからです。いい方向へ導くような環境を作りましょう。子どもの可能性を広げる大きなチャンスです。一緒にスポーツしたり、遊んだり、習い事に通わせるのもお勧めです。
【6】運動を強制しない
ゴールデンエイジでも運動を無理に強制するのはおすすめできません。自発的に「やりたい!」と思ったときに楽しみながらやることが大事です。子供のなかには、運動やスポーツが苦手な子もいます。無理に運動させても、本人にとって嫌な思い出になって離れてしまう可能性が高いです。運動が好きではないゴールデンエイジの子供には、スポーツ以外の道もあります。ゴールデンエイジの時期に向けて「体を動かすことは楽しい!」と思ってもらえるような取り組みを行っていきましょう。
できないことに対して怒ってしまったり、幼い頃から過度なトレーニングに取り組むことで、やる気を失う、もしくは重大な怪我を負ってしまうのは、お子様の将来の可能性を狭めてしまい勿体無いことです。
【7】質の高い睡眠と食事
ゴールデンエイジ時に高いパフォーマンスを発揮するためには質の高い食事と睡眠も必要になります。簡単にまとめます。
ポイントは小学校高学年くらいまでは、いくつかのスポーツをさせてあげる環境を作ってあげることが大切です。子どもの可能性を潰さずに、子供の自主性や興味関心を大切にしながら可能性を広げてあげられるように意識したいです。
子どものやりたいことや強みを見つけたときに、親も真剣に向き合いながら全力で環境を整えてあげていることがわかります。練習に付き合ったりしてサポートすることで、子どもが全力で競技に集中できるようにしている点が共通しています。
まとめ
運動能力を効果的に高めるには、ゴールデンエイジの運動経験が必要です。適切な時期、適切な運動に取り組めるよう、成長に合わせて大人(親や指導者)がサポートしていきましょう。最も大切なのは、子どもが自主的に楽しんで運動を続けられることです。親子でコミュニケーションをとり、子どもの声をしっかり聞いてあげることも大切です。より質の高いゴールデンエイジ期を過ごし、スポーツのパフォーマンスを高めていきましょう。
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