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バレンタインとクリスマスローズ
先日のバレンタインの日、クリスマスローズが咲き始めているのを見た。
某エリアの、割とよく通る場所だが、こぢんまりと咲いていた。
まだ花は開き切っておらず、ちょうどクリスマスのベルのような形に見える。
バレンタインの日にクリスマスのベル。
なんとも面白い組み合わせだ。
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クリスマスローズという名称になったのは、別に花の形がクリスマスのベルに似ているからではない。
花が開き切れば、ベルとは全く異なる形になる。
しかし、開き切る前のこの姿、私は昔からクリスマスのベルに似ていると常々思っている。
さて、そんな私はというと、先日の14日は普通に慌ただしく終わった。
特にバレンタインらしいことはなく、いろいろな出来事に追われていた。
ただ、週末ということで賑やかな飲みはあったが。
飲んだのはビールに日本酒、わずかに梅酒という、いかにも自分らしいシンプルなチョイス。
しかし色々あった今週だからこそ、週末はシンプルに締めたい。
この日見たクリスマスローズも、まだ華やかに咲き切る前の姿で、実にシンプルな"いで立ち"をしていた。
色も形も最低限のおしゃれにして、ただ春を待つ、そんな雰囲気だ。
年度末は嫌でもいろいろなことを考える。
作業も増える。
だからこそ、気分転換として、折に触れてシンプルさを求めるのかもしれない。
あまり余計なことは考えたくない。
考えようとも思わない。
心が自然と自分なりのシンプルさに行き着く。
実は今週、意外にも散歩は充実した。
東京と山梨の馴染みのエリアだが、散歩をすれば大体の悩みは薄まる、そんな場所があるのは良いことだ。
特に目新しい発見はなくとも、馴染みで、シンプルで、ホッとする。
そんな気分にさせてくれる自分なりの場所を、これまでの人生で見つけてきた。
実に恵まれていることだ。
シンプルないで立ちで、残りの冬も、粛々と。
なお、余談だが、この記事のクリスマスローズの写真は、インスタの延長でやっているスレッズに当日投稿した。
スレッズでもクリスマスローズの写真をちらほら見かけるが、SNSのおかげでいろいろな花の知名度が上がっているのだろうか?
それはポジティブなことだ。