『日経マネーと正直FPが考え抜いた! 迷わない新NISA投資術』
2024年1月から新NISAがはじまります!NISAは非課税で投資ができる制度で、新NISAでは現行の制度から大幅パワーアップするんです。
「まだ半年あるから、もう少しあとでいいや」
と思ったあなた!
「2023年の今年からはじめるメリットがある」ことはご存じでしたか?
すでにNISAで投資している人も、まだはじめていない人も、
一緒に学びましょう!💪
そもそもNISAってなにさ?
さきほども説明したように、簡単に言うと「非課税で投資ができる制度」です。
通常は、株や投資信託で「儲け」が出ると約20%の税金が取られます。
が、このNISAを使用すると儲けが出ても税金を取られることはありません。ステキ!
例えば100万円の儲けが出たら、通常は約20万円税金を払う必要があり、手取りは約80万円になってしまいますが、NISAなら丸儲けというわけです。
この本で何が学べるの?
ざっくり箇条書きすると、
など、
投資の初心者が、いますぐ行動するための本
だと思っていただいて間違いないです。
おすすめ証券会社や、おすすめ商品、モデルプランが紹介されているので、ほぼ何も考えずに自分にあった方法でとりあえずはじめることができます。
初心者ではない人への新しい情報はほとんどありませんが、私は新NISAを学びたかったので十分ためになりました。
また、本書の中でFP3級の学習をおすすめされています。金融知識を体系的に学ぶためです。私もおすすめします。
新NISAって?
ぶっちゃけ、現行のNISAは微妙でした。
微妙なところを大幅改善したのが新NISAなのです。本書でも、
理想の制度はできた。
あとはやるかやらないかだけだ。
と、べた褒めです。
新NISAの個人的な重要ポイントをピックアップすると以下になります。
①枠の併用可
現行は、併用ではありませんでした(つみたてNISA、一般NISAのどちらか)。なので、今後は安定とチャレンジを同時に進めることができます。
②非課税投資枠は年間合計360万円、限度枠は1800万円
つまり、毎年MAXの360万円を投資すれば、5年で限度枠1800万円に到達し、あとはほったらかしで勝手に増えていく、という運用ができます。
5年で限度枠にする投資は、本書ではウサギ作戦として紹介されています。これはお金を持っている人にしかできませんよね💦
ただ、限度枠1800万円というのは重要です。
「老後2000万円問題」ってありましたよね?限度枠に達して運用益が出れば、かなり余裕をもってカバーすることができるのです。
③非課税運用期間は無期限
これまでは期限があったのです。なので、これまでは微妙だったのです。
これからは、いっさい気にする必要はありません。
④成長投資枠でも投資信託を買える
これがどういうことかというと、「成長投資枠で、つみたて投資枠と同じ商品が買える」ということを意味しています。
つまり、年間最大360万円を安定した商品に投資することができるのです。リスクのある株を購入する必要はありません。
ただここは、「そもそも年間120万円もつみたてできない」かつ「株を購入するつもりはない」という人には関係ない部分でもあります。
⑤現行NISAと新NISAが別枠ということは、今年はじめるべきということ!
「まだNISAははじめていないけど、新NISAがはじまってからでいいや」という人には、今年からはじめることをおすすめします。
少しでも多く非課税で運用できることはメリットでしかありません。
やる/やらないの差
目に見える「数字」と「価値」は違う
いま物価が高騰しているので、このことを実感するチャンスです。
2年前に100円で買えたものが、いまは100円では買えません。これは、お金の価値が減っているためです。
「減るのはイヤだ」と言っている人は、数字だけを見ていて価値を見ていません。数字は変わらなくても、お金の価値は減り続けているのです。
さらに、投資をした人と投資をしない人では、将来数千万円の差ができてしまいます。
具体的な数字も見てみましょう。
本書でカメ作戦という毎月5万円のつみたて投資をするプランが示されています。
年5%という現実的な利率で運用できたとすると、スタートから30年後に4179万円になります。+2379万円、元本の倍以上になります。
貯金だけをしていれば、ほぼ1800万円のままです。しかも、価値は目減りしています。
いかがでしょう?行動しなかった人とは、①価値の目減り、と、②運用益が出ないこと、のダブルで差が出るのです!怖いですね。
ウサギとカメと私
本書では、限度額まで最速で投資するウサギ作戦と、30年でゆっくり投資するカメ作戦が紹介されています。
「どちらかを選ぶ」という問題ではなく、自分でどんな作戦にするかは自由に設計することができます。つまり、実際に実行するのは私作戦ですね。
カメより遅くたってかまいません。「なにもしない」よりはマシです。
ただし、早く限度額に到達した方が有利なのは間違いありません。
私の場合
「安定よりチャレンジが好き」なので、成長投資枠をつかった株式投資は絶対にやりたいんですよね。
現行NISAは3年弱つみたて投資をしていますが、現状20%ほどの利益が出ています(年率約7%)。やはり、これはこれで魅力です。
なので、
①つみたて投資枠に優先して投資する(安定)
②成長投資枠で株式に投資する(チャレンジ)
という、新NISAでの「併用可」を有効利用したいいとこどりの2本立て作戦をとろうと考えています。
株式投資をしたことがない人には、「成長投資枠をつかった株式投資の体験」をおすすめしたいです。最初は余裕資金をつかった少額で。
また、本書にも出てきますが、株式投資でのテンバガー(株価が10倍)狙いは宝くじなんかより超現実的です。やらない手はないです。
安定投資は新たな預貯金感覚になる
「今日中に100万円必要だ」なんてことは普通に生活していればまずないですよね?少なくとも数日~1週間程度の猶予はあるはずです。
だから、「100万円以上の預貯金は不要で、給料の2~3カ月分くらいで十分」と本書では書かれています。
このこと自体は、よく言われていることなので私も知っていたのですが、「それでもなんだか不安」なので多めに預貯金を確保していました。
本書で、
「安定している投資は、新たな預貯金の感覚になる」ことを学べました。
先ほど、現行のつみたてNISAで20%ほどの運用益が出ている状態だと書きましたが、お金に困ったらこれを売却すればいいだけだったのです。
2024年に入ったらさっそく実践して、「不安」だと思って多めに貯金していた分を、安定した投資分にまわしたいです。
まとめ
新NISAを中心に、投資の基礎を学べる本を紹介しました。
新NISAを知るきっかけにはなりましたでしょうか?「はじめないとまずい!」という危機感を持っていただければうれしいです。
まずは「本書を買うという行動」からはじめてみませんか?
本書を読めば、「口座開設と現行NISAの手続き」という行動までさくっと進むはずです。
本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋
読書期間 2023/07/03-2023/07/09
初版発行 2023/05/22
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<この記事を書いている「高橋ひろあき」とは?>