『V字回復の経営 2年で会社を変えられますか』
大 反 省 !
今回紹介する本は、私のnoteのヘッダにある本です。このヘッダは2年半ほど前のnote開始時からそのままなので、2年半ほど積読だったのです💦
本書は目次を見ただけで「ビジネスパーソン必読感」がすごいです。読み終わってもそう感じ、結局1万字近くメモしました。熱いです。だから、
「なぜいままで読んでいなかったのか」と大反省した次第です。
一緒に学びましょう!💪
きっかけ
「本を読むきっかけ」は、その辺に転がっています。
滅多に行かない飲みに行って、そこでたまたまミスミ(※)の社員さんに出会いました。ここまでは偶然です。
そこから三枝さん(※)の話になり、「あ、買った本読んでない…」となったのは必然かもしれません。
「これは読むきっかけだ!」と思い、あせってGWに読み切りました。(読むのが遅いため、GWでも1冊読むのが限界。ただし、資格学習も並行)
どんな本?
著者の三枝匡さんは、コンサル会社(BCG)出身で、
・30代で赤字会社2社を代表取締役として再建
・40代からは「事業再生専門家」として活躍
・2002年にミスミグループ本社の社長
というすごい経歴のかたです。その三枝さんが、実話をもとにし、小説でもあり教科書でもある本が、いわゆる「三枝三部作」と言われる本たちです。
本書は、コマツ(株式会社小松製作所)での実話をもとにした企業変革ドラマです。小説ではあるのですが、教科書でもあるというのが特徴ですね。
「あれれ?結構古い本ではないですか?そんな古い話がタメになるの?」と思われたのではないでしょうか。
ですが、まったく違和感なく読めます。
それは、「(ほとんどの)日本企業はなにも変わっていない」という残念な現実があるからです。
あるある大事典
本書の序盤では、物語を進めながら「不振事業の症状50」という企業のダメな部分がピックアップされます。
これがまぁ「あるある」なんです。「え?これってうちの会社のことじゃないの?」と思ってしまいます(笑)
繰り返しですが、「20年以上前の本です」。
本当は、読みながら「なるほど、これあるわ~」と思っていただきたいのですが、こちらのサイトでもチェックリストが紹介されています。
20個以上当てはまるものがあれば、是非本書を読んでほしいですね。
物語はトップダウンで進む
経営の本ですので、社長と3人のリーダーによるトップダウンで物語が進みます。
当然、経営層のかたにはモロに刺さりますが、「じゃあ、下っ端の自分は関係ないな」と思わないでほしいのです。
本書の中には、改革に対して賛成する人、反対する人、さまざまな役職や立場の人たちの生の声が出てきます。
そのような部分も読みながら、いろんなことを考えることができるはずです。
①自分がリーダーだったらどうするか?
②自分だったら3人のリーダーのうちの誰になりたいか?なれそうか?
③実際に自社で改革があったらどんな気持ちになるか?
④いまの自分の立場なら何ができるか?
⑤(生の声を読みながら)この人にはなりたくないな
物語の中心がリーダーたちとはいえ、それ以外の人は単なる外野ではありません。すべての社員、そして読者も主人公なのです。
それでも
「とはいえ、実践するのはきっと難しい」です。
私個人の話になるのですが、ここ2年ほど「組織」に対してかなり冷めた気持ちになっていました。「エンゲージメントゼロ状態」です。
ですが少し前に、「もう少し会社にいよう」と決めました。
本書では「事件」が大事だという話が出てきます。「事件」とまではいかないまでも、私も「またなにかやりたいな」と思うようになってきました。
というわけで、
また社内で学びに関する提案をしたのですが、動いていただけたのは、たった2%の人たちだけです。またまた自爆してショックを受けています(笑)
小さなグループですら人を動かせないのに組織全体を動かすとかほんとすごいなと驚愕しました。三枝さん、まじですごいです。
「気骨」というキーワードが本書によく出てきます。くじけそうなときは、
私も「気骨のある人」であろう
本書を読んでそう感じたことを、思い出したいです。
まとめ
ビジネスパーソン必読書を何年も積読にして大反省しました。
本書の熱をたった2,000字ぽっちでアウトプットするのは無理だと思い、具体的な物語の内容にはほぼ触れずにアウトプットしてみました。
それでも「読んでみたい!」「読まないとまずいかも!」と思っていただけるとうれしいです!
本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋
読書期間 2023/04/30-2023/05/07
初版発行 2001/09/17
<購入はこちらからどうぞ(楽天アフィリエイト)>
私が読んだものより新しい「決定版」が出ています!
<この記事を書いている「高橋ひろあき」とは?>