『これからの世界をつくる仲間たちへ』
落合陽一さんの著書です。落合さんの本は、はじめて読みました。
恥ずかしながら、落合さんのこと全然知らなかったんですよね。TV見ないので。さすがに、顔と名前は知っていました。
現在37歳と、私よりも全然お若いわけですが、この本を書いたのが8年以上前というがまたまたびっくりです。
で、その落合さんがこの本を通して何を伝えようとされているのか?
一緒に学びましょう!💪
「仲間」を育てたい思い
タイトルから想像できるとおり、メインターゲットは子どもたちです。サブとして、その親も含まれています。
私自身は、左側の人間になりたいと思っていますが、「その仲間を育てたい」という意識はありませんでした。
スゴイ人は未来のことまで考えている。落合さん、本当にすごいなと感じました。
本書では、この左側になるために学び続けるコツを伝えています。
親世代にも問題があります。多くの親が、今後の世界を見通せず、子どもに検討違いの教育を与えていると警鐘を鳴らします。親も学ぶ必要ありです。
やっぱり「哲学」
私も少し前から哲学をちょこちょこと学びはじめていて、「あれ?哲学ってめちゃ大事じゃね?」と感じ、その大切さをたびたび紹介しています。
落合さんも、親の影響があって「子どものころから哲学書に触れていた」と言います。
他人が当たり前だと思っていることが、僕には大問題だった
という話があるのですが、まさに哲学的な思考だと感じました。
「自己啓発本を何冊も読むぐらいなら、一冊でもいいから哲学書を読んだほうがいい」と、落合さんも哲学をおすすめしています。
みなさんも「当たり前を疑ってみる」。いかがですか?
でも、COWCOWは好きです(笑)
「体力」をつけろ!
本書を読んでいて、「体力」という言葉が頻繁に出てくることに気がつきました。
もちろん、筋肉マッチョ💪になれと言っているわけではありません(笑)
考え続ける体力
頭脳の体力
思考体力
こういった体力をつけろと言います。
さきほどは、筋肉マッチョとはちがうと書きましたが、共通点もあります。体力をつけるにはコツコツと継続する必要があるということです。
であれば、いつからはじめますか?
そう、「今」からはじめればいいんですよね。大人でも同じです。年だから遅いなんてことはありません。
人とコンピューターがお互いに進化する
最近では、AIも身近になり、人間の考え方がアップデートしている状況だと思います。人間の努力の仕方を変える必要があるのです。
まさに、この「人とコンピューターがお互いに進化する」ということが実感できる状態ですよね。
くり返しですが、この本が出たのは8年以上前です。
落合さんは専門家であるとはいえ、けっこう「予言チック」なことが現状を言い当てている部分があって驚かされます。
唯一無二のクリエイティブ・クラスへ
ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、ジェフ・ベゾス、イーロン・マスク・・・彼らは唯一無二のクリエイティブ・クラスです。
まねをしたって、追いつくことすらできません。クリエイティブ・クラスにロールモデルはないのです。
では、どうするか?
そこについて本書からヒントをもらえるわけですね。例えば、
🔵専門性
🔵自分だけの暗黙知
🔵自分だけの専門知識
🔵自分にしかできないこと
🔵解決したい問題
これらをもって、自分にしかなれない唯一無二のクリエイティブ・クラスを目指すのです。
勉強だけではクリエイティブ・クラスにはなれませんが、勉強し続けていることが大前提なのは言うまでもありません。
解決したい問題は、小さくてもOKです。ただし、問題は自分の外の世界にある。このことはしっかり意識しておく必要があります。
これに対比する話として、
意識だけ高い系にだけはなるな
という言葉がありました。
うん、私には耳が痛いやつです。仕事でも「なんでも屋」的な存在なので、専門性が薄く、クリエイティブ・クラスから遠いのも痛いです。
何を今日からはじめるのか?
本書の最後にこんな問いがありました。
『仕事は楽しいかね?』の「何を試してきたのかね?」というセリフを思い出しました。
本書をヒントに、自分自分で考え、実践していく。
あなたは、何をはじめますか?
まとめ
顔と名前だけは知っていた落合陽一さんの本をはじめて読みました。すごい人だということがよくわかりました。
驚くのは、この本が8年以上も前に書かれているということ。
落合さんは、「これからの子どもたち」に向けて本書を書いたわけですが、私たち大人も学ぶべきことはたくさんありました。
哲学を取り入れて学び続け、思考体力をつけ、唯一無二のクリエイティブ・クラスを目指す。いいですね。
本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋
読書期間 2024/10/28-2024/11/02
初版発行 2016/04/02
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