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はじめてのフルマラソン その2

いつも記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。

良い習慣を身につけよう!

今回のテーマは、

「色んな体験をする」

です。


レース会場の花博記念公園に到着し、案内板を見る。

「えーっと。パーゴラ広場は・・・っと」

パーゴラ広場というところで、マラソン大会は行われるらしい。

掲示板を見て、左側。

つまり、西の方角にあることが分かる。

そのまま公園の外周沿いに歩くこと3分。

「本当に合ってるのかな」

と、疑問に思えるぐらい道は続く。

島根県の地元の公園を思い出す。

出雲市の大きな公園でも、

展望台が存在するほどの、そんな大きな公園はなかった。

大阪はやはりスケールが大きい。

というのを、

大阪に来て22年後に初めて知る

「おっ!」

見えてきた。

公園の入口を右手にとらえ、入ってみると、白いテントが3つ。

大きなスピーカーや、机の上にノートパソコンが設置されている。

マラソン会場だ!

前回のレースとは違い、本当にたくさんの人が集まっている。

さまざまな年代の男性、女性、子ども達。

家族連れも多い。

大学生のグループだろうか、

「俺、本気で走るから!」
「頑張れよ!」

などの声が飛び交っている。

今回の大会は、フルマラソンだけではなく、

親子でのマラソンや、リレーマラソンなど、さまざまな企画がある。

前回出場した大会は個人走のみだった。

やはり、チームで走る大会だと盛り上がりが違うんだろう。


1人で参加ってあんまりないのかな。

少し不安になりながら、受付のテントを探す。

「フルマラソンの方はこちら」

という案内に従って受付に行く。

「おはようございます。フルマラソンご出場の方でよろしかったですか?」
「はい」
「名前とゼッケンナンバー、応募のメールをお願いします」

名前とゼッケンナンバーを伝え、メールを見せる。

今回の大会は大会前にメールが来て、

そのメールからアンケートに答えて、出場可能かどうかを調べるといった仕組みだった。

「はい。メールも大丈夫です」

そう言って、ゼッケンを渡される。

「ありがとうございます」
「検温もお済みですよね?」
「あ、まだやってないです」
「では、あちらに担当のものがおりますので」

案内の人の目線の先に、検温器具をもった女の子の姿を発見。

「分かりました。ありがとうございます」

すぐさま、検温器具のスタッフの元へ。

「検温いいですか」

僕が向かっている途中で、別の中年男性が女性スタッフに声をかける。

「はい」

笑顔で答える女の子。

「じゃあ、当てますね。手を出していただいて」

小さな銃のような検温器を、中年男性の手にかざす。

ッピ!

検温器の液晶画面を見ながら、女の子の表情が曇る。

「首筋でもいいですか?」
「あ、はい」

ッピ!

再び液晶画面とにらめっこする女の子。

「どうしたの?」

年配の女性スタッフがやってきて、

「機械の表示がNGしか出ないんです」

という相談を始めました。

それを聞いた中年男性。

「年齢のせいかな?」

仲が良くないと、ツッコミづらいボケを繰り出す

女性スタッフが困惑する中、

「35.8です!」

検査結果が伝えられる。

この数字は体温の事。それは分かっているのに、

この流れで聞くと、ボケに対する評価点に聞こえてしまう不思議

女性スタッフの活躍で、中年男性の検温が終了。


いよいよ僕の番。

これまでの流れ(法則?)でいくと、

初回の検温では、中年男性は「NG」表示しか出ない。

だとすれば、僕も最初は「NG」表示なのか。

なら、さっきの男性みたいにコメントを考えないと。。

「年齢でNGなんかい!」
「わしはピチピチやのに!」
「NGなんかい!」

いくつかのツッコミを頭にめぐらせながら、

ッピ!

「35.7です」

NGじゃないんかい!!

僕は無事に受付を済ませたのでした。

追伸
 受付の方に聞いて、前回疑問に思っていた謎が解けました。

「給水所なし」

の表記。

これは、ゴール前。

必ず走るコースの横に長机が用意されていて、

そこに自分のドリンクを置いて、給水ポイントにする。

というやり方でした。

地面に設置するわけでななく、

自分のドリンクを置いて給水できる。

そのスペースが用意されていたんです。

走るコースは周回コースで、

1周あたり4.2195km

10週でゴールになります。

つまり給水のペースは、4kmごとに1度。

これはありがたい。

早速、500mlのペットボトルを3つ購入し、

僕は机の上に備えたのでした。


つづく。






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