少しの工夫で、より良い人生を送るための心理学
皆さんこんにちは! ひろです。
ようやく学んだことを再び記事にすることができました。前回の記事ではたくさんのスキをありがとうございます! 今回も分かりやすくお伝えしていきます。
人に伝えたくなる心理学。
今回のテーマは、
「認知」
です。
皆さんは人と話している時、違和感を感じたことはありませんか?
例えば、
友人と映画を見終わった後。
「あの映画、すっごく良かったね」
感動したあなたが、友人に感想を伝えると、
「いや、ちょっと微妙だったような気がする」
同じ時間、同じ映画を見て、同じ体験をしたのに。感想が全く違う。
こんな経験はありませんか? これが今回お伝えする認知のお話です。
認知とは?
「父親が自分の子どもだと認め、法律上の親子になること」
インターネットで調べるとこんな言葉が出てきます。もちろん、心理学の世界では意味が違います。認知を辞書で調べると「認めて知ること」「何かを認識する」など。さまざまな意味が出てきます。
今回お伝えする「認知」は、心理学の認知療法で用いられる言葉です。ここでお伝えする認知の意味は「物事のとらえ方、出来事の認識の仕方」を指します。分かりにくい方もいると思うので、まずは例を見てみましょう。
あなたが朝目覚めると、外は雨が降っていました。
この時あなたはどう思うでしょうか?
「雨が降ってるから、仕事に行くの面倒だな」
と思うでしょうか。それとも、
「おっ、新しい傘買ったから。今日使える!」
と思うでしょうか。もちろん、他にもさまざまな考えが浮かぶと思います。
雨が降った事(起こった出来事)に対してどう思うのか、どう認識するのか。これが今回説明する認知になります。実際、あなたは雨が降った時どう思いますか?
雨が降ったから外に出たくない。と考える人はたくさんいるでしょうし、雨が降ったからこそ、嬉しくなる出来事もあります。このように物事をどう受け止めるかはすべて自分次第。勘の良い方はお気づきかもしれませんね。
つまり、雨が降っているという事実は変わりませんが、その事実の受け止め方は自分で変えることができるんです。
認知を変える事で得られるもの
では、実際に認知を変えることについて考えてみましょう。
あなたは高速道路で車を運転しています。車のスピードは時速80km。いつものあなたなら時速100kmで走っている道路です。いつも通りのスピードを出したいあなた。
しかし、スピードを出せない理由は目の前の車にありました。
前の車が遅いんです。
いつもなら追い越す事もできるのですが、今日は事故でもあったのか。道路は追い越し禁止になっています。普段100kmで走っているあなたはこんな事を思うかもしれません。
「なんで前の車はスピードを上げないのかな」
あなたは少しイライラしながら前方の車。運転席に目をやりました。すると、運転席には高齢の男性。そして、隣には同じくらいの年齢の女性が座っています。
「高齢者の人かぁ」
前方の車には高齢者マークが貼ってあり、さらによく観察すると、青い車イスのマークも貼ってあります。
「そうか。障害者の人が乗ってるから、安全運転なんだなぁ」
男性と女性は楽しそうに会話をしています。夫婦かな。楽しそうにしてるなぁ~。これからどこかに行くのかな。安全に行ってほしいなぁ。
そう思い始めると、不思議とあなたのイライラは消えていました。
想像していただけましたでしょうか。
認知とはあなたの受け止め方です。自分が相手を観察し、得られる情報でも自然と変える事ができるんです。
精神状態が認知に及ぼす影響
ここでもう1つお話をします。先程の高速道路のお話。もし、この時。あなたが急いでいたらどうなるでしょうか?
「急がないと仕事に遅れてしまう!」
そんな気持ちで車を走らせていたら。そんな時、前の車の運転手が楽しそうに会話をしていたら。
「なんで遅く走ってるのに、楽しそうにしてるんだ!」
そう思って、さらに腹を立ててしまうかもしれません。車に貼ってある車イスのマークにも気づくことはなく、ただただ怒りが湧き上がってくるかもしれません。
そんな状態で運転を続けていたら、どうなるでしょうか?
もしかしたら危険な運転になってしまうかもしれません。このように普段から心に余裕があるかないか。これだけでも、物事の受け止め方は大きく変わってしまうんです。
まとめ
今回は認知についてお伝えしました。周りの状況や、あなたの考え方次第で認知はすぐに変わります。今まであなたは悪い出来事に遭遇した時。どんな事を考えていましたか?
「うわ、最悪」
「ついてない」
「やだなぁ」
こんな感情が認知を変えるだけで、
「おっ、ラッキー」
「ついてる!」
「やったぁ!」
という感情に変わるかもしれません。今までは雨が降ってきたらどうしようもないと思っていたあなた。悪いことが起こってもしょうがないと思っていたあなた。
そんな自分を変える可能性が認知にはあると思いませんか?
「少しの工夫でより良い人生」
そのヒントが認知には隠されていると思います。考え方を変える少し変えるだけで、あなたの人生は生まれ変わっていくかもしれません。
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