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切り絵 花一輪

アメリカの花の画家と称されるジョージア・オキーフは、花一輪を
大きく拡大したカラフルな絵で有名です。
そんな記憶があって、一輪の花を切り絵にしてみました。
花びらの外側(バック)は、黒に統一しています

花びらの数が多く、花びら1枚の中に細かい筋が入っているのですが、
切り絵では、細い線を1,2本入れることで表現しました。

ガーベラ

ガーベラ

ガーベラをズームして見てみると、
外側の大きな花びらと中間の小さな筒状の花びらと、
中央の粒々のような花びらの3重構造になっています。
くっきりと3重構造になっていて別物のように思えます。

外側の大きな花びらを「舌状花」と呼び、
中間の筒状の花びらを「管状花」と呼ぶそうです。
中央の粒々も成長して管状花になっていくそうです。

菊と同じように大きな花びらには筋が入っています。
切り絵では、長い直線ではおかしいので、
クネクネした細い線を入れました。

ダリア

ダリア

ダリアにはいろいろな種類があって、どれにしょうかと
迷ったのですが、最もダリアらしい形のものを切り絵にしました。
花びら構造が菊に似ているので、
花びら1枚の形状--先端の尖がりと幅を工夫しました。

ばら

ばら

ばらは、中心にいくほど花びらの重なりが混みあっていて
表現の仕方に困りました。
花びらと花びらの隙間の「暗さ」の表現も難しいです。
蜂をアクセントに入れました。

ラン

ラン

ランも種類が多く、「ランらしい」種類を選びました。
一輪だけでは分かり難いので三輪にしました。
オキーフは熱帯の色鮮やかなランの超拡大の絵を描き
官能的と話題となりましたが、切り絵のランは?

あじさい

あじさい

あじさいの花びらは・・と思っていたものは「がく」で
花は中心のちっこい粒状のものだそうです。
「がく」のことは「装飾花」とも呼ばれ、
本物の花は「真花」と言うそうです。
切り絵では小さな「がく」を数多く切るのでとても手間でした。




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