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概念でものを見る、概念でものを見ない
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24・3・22
絵について
概念でものを見る、概念でものを見ない
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自分の好きなものを見つけるって、服の上から背を掻く感じに似てると思ったヒロです(かゆい場所はなんとなくわかるんだけど)(掻いても掻いても手応えがない)
最近の記事で「ライティングに頼らない絵」について書きました。
ライティングに頼らないとはつまり陰影の情報を持たないタイプの絵について、簡単に言えば日本のアニメ漫画の絵は陰影の情報に頼らないタイプの絵だと僕は考えているのですが、そういった絵と、陰影情報を持った絵の何が違うのかについて最近考えていることの共有です。
最近のスケッチで描いた絵を見ながらお話できたらと思います。
▼「固有色と形」は「概念(記号)」に近いものなのでは
先日のスケッチ配信でテスト的に「陰影を見ないようにして絵を描く」ということをやってみました。
その結果の絵がこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1711079073669-V0CLv8Ndr4.jpg?width=1200)
今までの僕が描いてた絵とは違った雰囲気になったのですが、「絵の雰囲気が違う」ということが何を意味しているか。
「作者が認識していること」、自覚していなくても「感じていること」が絵などの表現物には表れます。
だとしたら「絵の雰囲気が変わった」ということは「作者が考えてることが変わった」ということになります。
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