双極性障害で退職してからの1年間 その1 ~実家への引っ越しと病院の変更~
更新しよう、更新しようとして、1年以上も経ってしまいました。
この間、複数の方からフォロー頂いたり、過去の記事を読んでくださってスキを頂いたりしたようで、本当にありがとうございます。
遅まきながらではありますが、厚く御礼申し上げます。
今後の更新についてですが、まずは備忘録も兼ねて、その後の私の状況を少しずつですが、書き出していこうと思います。
1.実家への引っ越しと病院の変更
まず東京のアパートを引き払い、実家に引っ越しました。
段ボール60個以上の荷物を全て自分で片付けることはできず、母親に来てもらい、最後の力を振り絞って期限直前まで荷造りを行い、引っ越し業者の利用に加えて宅配便の利用やリサイクルセンターへの売却を行い、最後は自分の車に載せられる限界まで荷物を詰め込んで徹夜で高速で移動しました。
その疲れで2週間ほどぐったりしていました。
実家の収納スペースにも限界があるため回復してから少しずつ荷物を整理していますが、1年経過した2020年12月現在も、全て片付いてはいません。
片付けと並行して、服用している薬の関係もあり、地元の精神病院を探して通院を開始しました。事前に前の病院で紹介状は書いてもらっています。
田舎なのでそれほど選択肢は無いのですが、前住んでいた場所の保健師さんから助言いただいたように、ネットに加えて自治体の相談窓口に電話したりして情報を集めました。
基本的には1.総合病院の精神科に通う、もしくは2.地域の病院に通うの二択になります。
総合病院は性質上、担当の医師が定期的に配置転換することがあり、救急の患者さんへの対応が主だったり、最終的に地域医療に還元することを目標にしていることなどを教えてもらったので、2の地域病院を選択することにしました。
ありがたいことに、私の住んでいる自治体では精神科とカウンセリングやソーシャルワーカーさんの連携が充実しています。地域の病院でも都内では難しいカウンセリングの医療報酬適用が受けられました。
都内などでは専門的な治療が可能な精神科だと予約は数ヶ月待ち、心療内科のようなクリニックでも一月待ちだったりして、出来ることも問診と薬を出してもらうことだけだったりします。カウンセリングはクリニックと別に単独で受診することが多く、医療保険が適用されずに一回で5,000~10,000円以上の費用がかかることが多いのです。
精神科の先生とカウンセラーの連携が十分成されている場合は医療保険が適用され、自立支援手帳の申請により1割負担にすれば、カウンセリングも数百円で受けられます。診断や検査、相談の仕方もスムーズになります。私の実家のある自治体では他と比較しても問診とカウンセリングの連携が取れる病院が多いです。
引っ越しそのものは金銭的な問題から止む無くだったので非常に暗澹たる思いでしたが、もしかしたら治療環境は充実しているのかも、というところで初めて希望を持つことができました。
次回につづく。
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