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釧路9月 野付半島を目指して
季節ごと、決めた!
5月の釧路旅行は、なんとなく楽しめずに帰ってきてしまった。
北海道の歴史についてあまりにも無知だったこと、
一人旅を楽しむ心もちが足りなかったこと、
妥協ばかりしてしまったこと、
反省すべき点はいくつもあった。
このままでは終わりにできない…
おし。リベンジだ!こうなったら、季節ごとに行こう。
早速、夏のフライトをおさえた。(夏といっても9月だが)
そうだ、「ぜんまい」へ行こう
5月の旅行から帰り、夫に根室を旅してきたことを伝えたとき、
携帯で根室の場所を検索していた夫から、
「この『ぜんまい』みたいなところへ行ったの?」と言われた。
「ぜんまい?」
「そう、なんだか細いぜんまいみたいなとこ。ここ道があって車で行けるん
だー。丸まっちゃったりして、へんなとこだねー」
そう言われて携帯を覗いてみると、本当に、へんな形をしたところがある。
おすましした北海道から寝ぐせみたいに、びよーんと飛び出したところだ。
野付半島。
根室の上の方にある。
根室を調べたときに、気づかなかった。
「毎年、1.5㎝ずつ地盤沈下」
「荒涼とした風景が地の果てを思わせる趣」・・・
そんな文言が興味をそそる。
(行きたい。そうだ、そこへ行こう。ぜんまい、北海道の寝ぐせへ行こう)
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いざ、釧路へ
5月釧路旅行のリベンジ旅。(1日目~2日目)
9月8日(木)☔
毎度の13:40成田発peach。この日は搭乗予定の飛行機の到着遅れということで、30分遅れのフライト。
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15:55釧路たんちょう空港に到着。
阿寒バスに乗り、十字街で降車。
3泊する東横INN十字街にそのままチェックイン。
そして、幣舞橋へ。
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暮れゆく釧路川 私の好きな情景
そして、息子と合流し、岸壁へ。
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最終のバスに息子を見送ってから、ホテルに戻る。
明日はいよいよ、わたしにとってのロングドライブ。
再び釧路に来られた喜びを噛みしめながら、就寝。
いよいよ、野付半島へ
9月9日(金)☀
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6:30 ホテルの朝食バイキング(無料)を部屋食する。
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ホテルから、フィッシャーマンズMOO周辺を散策しながら
遠回りして駅前の日産レンタカーへ行く。
走行距離、わずか6,000kmの新型NOTEに乗り込む。
女性スタッフから「動物の飛び出しには気を付けてくださいね」と言われ、初めての道を運転する不安の中、発車~。
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とにかく続く、まっすぐな道。
信号なし、走行車少なし。ノンストップ。
「動物の飛び出しには気を付けてくださいね」が頭から離れず、
ビュンビュン近づいてくる後続車には、道を譲る。
青い空、緑の草原が続く一本道
爽快なドライブ。気持ちい~い。
標津町、セイコーマート(中茶安別店)でひと休み。
北海道ミルクコーヒー購入。
そして、最初の予定地。
中標津町 佐藤牧場Beco Cafeでソフトクリーーーーム!
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あまりの日差しに、みるみる溶けていく
ルート272沿いの、牧場にあるおしゃれなカフェ。
周辺は見渡す限りの牧草地。広々とした景色を見ながらの念願の北海道ソフトクリーム、最高!。
またまた、ひたすらまっすぐ。
第二の予定地、開陽台へ。
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360°の大パノラマ
雄阿寒岳、雌阿寒岳、そして遠くに国後島も見えた。
目の前に広がる牧草地は、昭和43年に開設された町営の開陽台牧場。
広さは778ha(東京ドーム約167個分)、
毎年6月上句から10月下句まで約1,000頭ほどの乳牛(生後6ヶ月から2歳位)を農家から預かり放牧している育成牧場とのこと。
「牛の赤ちゃんの保育園」と案内板。
そんな大牧草地を前に
さっそく、お目当ての
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はちみつのザラツく舌ざわりが、新鮮
おいひい北海道のソフトクリームたちを堪能し、
やがて別海町へ。
やって来ました野付半島
野付半島は、日本最大の「砂嘴さし」と呼ばれている。
砂嘴とは「流れてきた砂が、流れの穏やかなところで堆積することにより形成された地形」とのこと。
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この地形もさることながら、野付半島は、立ち枯れの木々が見どころ。
「トドワラ」や「ナラワラ」。
トドワラは、トドマツやエゾマツなどが海からの浸食により、木々が立ったまま枯れていった場所。
風化だけでなく、温暖化による海水上昇で、海水による浸食はさらに進み、
年々立ち枯れにより木は減っていく。
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ナラワラは、ミズナラやダケカンバなどが立ち枯れている場所。
終わりを迎えようとしている植物。
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野付半島の歴史は古く、擦文時代の竪穴式住居の遺跡やマンモスの化石も見つかっているそう。
また江戸時代には「キラク」という幻の街があったと語り継がれているとのこと。
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名物「ジャンボホタテバーガー」を頬張る
13:45 野付半島ネイチャーセンターに到着。
ネイチャーセンターから国後島までは直線で16km。
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ホタテバーガーは、熱々のホタテフライを挟む。
かぶりつくと、ホタテから出る熱々の水分でやけどしそうになりました。
別海町の牛乳300mlとの組み合わせは抜群。
青い空、青い海、キラキラ降り注ぐ日差しを見ながら、
北海道とホタテバーガーを堪能。
その後、車で行ける限界まで。
駐車場に車を止めて、しばし歩く。
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とくかく日差しが強いくらいに晴れた一日。
最高のドライブ日和だった。
大牧草地に囲まれた、静かな景色の中
ときどき車を寄せては、日差しと牧草のにおいを体いっぱい充満させながら
釧路へ戻る。
17:45 レンタカー返却
9時間 299km。
安全運転で無事に返却できたことに感謝。
本当に充実した一日だった。
北海道、ありがとう。
3日目はこちら ↓